南海トラフ地震警戒情報

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南海地震がいつ発生するのかを室戸港の隆起・沈降データからある程度予測することができる!

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南海地震に伴う室戸港の隆起、沈降について少し書きたいと思います。


というのも私が高知県に移住して、主に注視しているデータが室戸港の隆起、沈降データになります。


実は南海地震が起こると、規則的に地盤が上下するということがわかっているのです。


それが室戸岬の北西、室戸港で観測できるのです。



室戸港では地盤沈下がゆっくりと進んでいます。


そして、ある一定のところまで沈下が進んだところで南海地震が起こり、それに伴って大きく隆起するのです。


実際に南海地震が発生した後、港が急に浅くなったことで、船が出入りできなくなったということが過去にありました。



そして、大きく隆起した地盤はその後再びゆっくりと沈降していきます。


そしてまた、一定にまで沈降したところで地震活動を引き起こして隆起するという繰り返しの現象が起こっていると考えられています。


地元の漁師たちが昔からの習慣で付けていたデータに、その明確な事実が証拠として残されていました。



では、もっと理解がしやすいように数字を使って表してみましょう。


通常、仮に「0」という値まで沈降が進んだところで南海地震が発生し、南海地震の発生により「10」まで一気に隆起するとします。


そして、その後徐々に沈降していき「0」になると再び南海地震が発生するのですが、このとき隆起する量は地震の規模に比例します。


つまり、発生した南海地震の規模が前回よりも小さく、次は「8」までしか隆起しなかったとすると前回よりも発生周期は「-2」縮まるということになります。



実際に「宝永地震」は規模が大きかったために、これまでより大きく隆起して、次の地震発生までに147年とかなり時間がかかっています。


そして、宝永地震から147年後に発生した安政南海地震は、それよりも規模が小さかったためそれほど隆起せず、92年と比較的早いスパンで次の地震が発生しました。


このときの隆起量をわかりやすく0~10の数値で表すと、宝永地震が「10」とすると、安政南海が「7」ぐらいになります。



そして、その次に発生した前回の南海地震でもある昭和南海地震は安政南海地震よりも隆起量が小さかったというデータがあります。


これも同じように数字で表すと安政南海地震が「7」とすると、前回の昭和南海地震は「6」になります。


つまり、隆起量が「7」の場合92年という時間をかけて「0」にまで沈降が進んだことになるので、次に発生する南海地震は92年未満の周期で発生する可能性は極めて高いということになります。



この数字は現在、半分以上沈降が進んでいます。


つまり、「0」になると地震発生すると考えると「1~2」程度にまで既に沈降が進んでいるということになります。


この沈降量というのは、ある程度一定のスピードで進んでいると考えられるため、何年後に「0」になるのかというのをざっくりと計算することができます。


ただ、数年の誤差はどうしても生じてくるため、常時観測を続ける必要があるのですが、現時点で計算をしてみると2035年~2038年ぐらいになるのではないかと予測できます。


ただし、これはあくまで「南海地震」単体での活動によるものであって、「東海地震」に関してはいつ起きてもおかしくない状態にあります。


昔から東海地震はいつ起きてもおかしくはないと言われ続けていましたが、発生周期的に考えるとそれは現在、ようやく本格的なものになってきています。


そして東海地震の発生により、南海地震が誘発されるという最悪のケースも想定しておかなければいけないのです。