南海トラフ地震警戒情報

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南海トラフ想定震源域で観測されるスロースリップ現象が周期を縮めている可能性がある!?

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先月、気象庁は東海~紀伊半島でM5を超える深部低周波地震が起こっていたという事実を明らかにしました。


紀伊半島西部、プレート境界で発生したスロースリップによるものであると考えられております。


また、ほぼ同じ時期に東海地方でもM5を超えるスロースリップが発生していました。


この前後の地殻変動を見てみると、やはりいずれの領域でも対応すると見られる小さな変動が確認されました。


これらの現象について、気象庁は、従来から繰り返し観測されてきた現象であるため、現時点で南海トラフ地震の想定震源域のプレートに、特段の変化が起きているとは考えられず、地震発生の可能性が相対的に高まったとは言えないと結論づけています。


確かにこれらの材料だけでは、南海トラフ沿いで地震発生の可能性が高まったとは判断ができません。


それよりも、考えなければいけないのはスロースリップの多発による周期の短縮が少なくとも考えられるということです。



これまでの海溝型地震を見てみると、東北地方太平洋沖地震や日向灘地震などで地震の発生前にスロースリップが多発し始め、いずれもその活発期間中に地震が発生しています。


これは、繰り返し起こっているスロースリップが最後の一押しになっていた可能性も考えられるということです。



また、去年には四国西部の豊後水道でスロースリップが活発になり、さらにその前は日向灘でスロースリップが頻繁に観測されていました。


南海トラフの想定震源域に沿って、西から東へ移動しながらスロースリップが発生していることになります。



これは、どのように起きているのかというのは様々な説があります。


個人的な推測では、本震を引き起こす強力な固着域とは別に、その周辺にまばらな固着が無数に広がっているのではないかと考えています。



例えば南海トラフは陸側のプレートが下に沈み込んでいく海側のプレートに引きずり込まれています。


このとき、プレート境界で互いにくっつき合っている部分を固着域といい、歪みが限界に達したときに固着域が一気に外れ、大地震を引き起こすというメカニズムです。


この固着域とは別で、周辺にまばらにくっついている部分が複数存在しているのではないかと考えています。


というのも、プレートといっても綺麗にスパっと切れたような断面をしているわけではなく、必ず凸凹した形をしているはずです。


ということは少なからずまばらにくっついている部分がいくつも存在するはずです。


そういった、かすかに固着している部分や弱い部分などが、プレート運動の進行に伴って割れたりズレたりすることによって小さな地震が発生していると考えています。


しかし巨大地震を引き起こす大きな固着域の力によって、ズレがせき止められてゆっくりとスベることでスロースリップとなって観測されるのではないかと推測しています。



他にも様々な説がありますが、どれが正しいにしても、その現象が僅かでも南海トラフの固着域に刺激を与えているということは共通して考えられるため無視できない現象の一つであります。


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