南海トラフ地震警戒情報

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【Q&A】なぜ南海トラフは切迫しているのか?なぜ海外で地震が起こると日本でも大地震が起こるのか?

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南海トラフの周期はまだ100年にも満たないのになぜ切迫していると言えるのか?


多くの地震学者の研究、そして当事務所での地学的な研究などから、外的な要因がないことが前提でおそらく2038年前後に南海トラフが活動するだろうと予測しています。


この数字は地学的な研究以外にも、高知県室戸港での南海トラフの活動に伴う隆起量など様々な根拠に基づいています。



また、それよりも早く発生する場合も十分に考えられます。


それが「外的な要因」によって、南海トラフ地震の周期が縮まるというケースです。


外的な要因とは、一番わかりやすい例を出すと「日向灘地震」などがそのひとつです。


前回の南海トラフ地震から今までにも日向灘では大きな地震が何回か発生しています。


最近でもM6.3の地震が発生して話題になりました。


これらの過去の南海トラフに関連する地震活動が南海トラフ地震発生の周期を大幅に縮める可能性があるということがコンピューターシミュレーションによる研究でわかっています。



しかし、例えば今までの室戸港の隆起量の記録を見てみると、毎回値が基準に戻ったときに南海地震が発生していることがわかります。


とすれば、これらの外的な要因が例えば室戸港の隆起量に変化を与えるのかなど、そういった点は疑問であり研究課題になりそうです。


値が戻りきっていないのに地震が発生した、となると想定外になってしまうからです。



また、前回の地震のエネルギーが低くて解放しきれていないという意見もありますが、あながち間違いではありません。


というのも、南海トラフ地震の発生周期はマグニチュードに比例するという特徴があるからです。


エネルギーを解放しきれていない、とは少し表現が違いますが、南海トラフ地震は前回の活動が大きければ次の活動までの周期が長くなり、反対に小さければ周期が短くなるという特徴があるのです。


そういった点からも捉え方としてはあながち間違ってはいませんが、そういった発生周期の特徴も考慮して緻密(ちみつ)に計算、シミュレーションされた結果が2038年前後という数字になっています。



さらにそれらの総合的なデータから2040年までには100%発生するとも考えられています。


したがって南海トラフ地震の発生は、外的な要因による想定外がない限り、2038年前後を±5年として、2033年~2040年の間に発生するという結論を出すことができます。



環太平洋対角線の法則というものは本当にあるのでしょうか?


この環太平洋対角線の法則というものを調べてみると、いわゆる環太平洋火山帯での誘発地震が海外と日本とで起きるという法則のことを言っているみたいです。


例えば海外で地震が起きた場合、人間の視点では、はるか遠く離れた地で起きた地震なのであまり重要視されません。


しかし、地震や噴火などの自然現象は発生のすべてのプロセスを地球規模で考える必要があり、それは地学の基本でもあります。


とすると地球規模で考えるとそれぞれ離れたところで発生した地震も「一枚の同じプレート上で発生した地震」もしくは、「重なり合ったプレート上で発生した地震」という見方ができます。


そういった見方をしてみると、簡単に無視できるような現象ではないということがわかります。



しかし環太平洋対角線の法則と呼ばれるもの自体の信憑性は正直薄いです。


その理由としては、「環太平洋火山帯で地震が起きるとその対角線上で半年以内に地震が起きる」と法則について説明されていますが、確かに半年以内という期間を見ると対角線上付近で地震が起きている事実はあるかもしれませんが、半年間の間に環太平洋火山帯では複数地震が起きます。


その一つが偶然対角線上、もしくはその近くにあるというだけで、それを関連付けていいものかということです。



また、規模を指定していない点からもM7やM8の大地震になればわかりますが、M5~6程度であったとしても震源が浅かったりして「被害地震」となった場合は決して大地震でなくても関連付けられてしまっているという事実もあります。


また、それぞれの関連付けられた地震のメカニズムについても特に触れられていない点からも根拠が薄すぎるように思います。



ペルーで大地震が起こると半年以内に日本でも大地震が起こると言われていますが、これについて南海さんの意見を教えてください。


例えば何日に地震が起きるという「予言」には全く根拠もなく、当然信憑性もないことは分かると思います。


まず結論を言うと、この情報については「予言」とほぼ同じ類いのものだと言えるでしょう。


まず理解していただきたいのは、ネット上にはアクセスを集めるためにあたかも信憑性があるかのように根拠のない情報を上手くまとめた記事がたくさん存在します。


そしてそういった情報に人は惑わされ、拡散されていき、不安になった人達のほとんどがインターネットを開き「ペルー地震」というワードで検索をしだします。



大量の検索・アクセスによってGoogle検索で最上位に表示されてしまうことによって、さらに大量の人達に誤った知識が行き渡ることになります。


Google検索というのは、必ずしも正しい情報が最優先で表示されるわけではありません。


検索数やアクセス数、閲覧者が記事を最後まで読んでいるかどうかなど、つまり「人の興味を引くものかどうか」で判断されます。



このようなSNSとインターネットが生み出す不安の循環情報の拡散現象を頭に入れておけば、誤った情報に惑わされることは少なくなります。


では本題に戻りますが、まず今回の情報を調べてみる限り、根拠として主張される部分は「ペルーで大きな地震があったら半年以内に日本でも地震が起こることが多い」というところにあると思われます。


たしかに、双方の地震活動のデータを確認すると事実としては当てはまっています


しかし、それだけでは日本で起きた地震がペルーで起きた地震と関連があるという一番重要な部分の根拠がまったくない状態です。



ペルーでは日本と同じく頻繁に地震が発生する場所で、ときにはM8やM9の巨大地震も発生しています。


とすると、南海トラフ地震が発生したときから数ヶ月遡ってみるとペルーやその周辺で比較的大きな地震が発生していたというケースは確立論的には非常に高いでしょう。


つまり、「ペルーで地震が起きて3ヶ月以内に南海トラフ地震が発生したケースもある」ということに関しては事実上は否定できなくても、ペルーで地震が起きたことに関連して南海トラフ地震が起きたということにはならないのです。



次に「半年以内に日本で地震が起きるケースが非常に多い」という点に関しては、日本列島の地震の頻度を見れば簡単に説明できます。


先ほど述べたようにペルーでも地震は頻繁に発生しますが、日本の地震の頻度は「M6」の地震でいうと平均して年に10回~11回は発生しています。


これは毎月起きてもおかしくないような数値です。



そして、この情報に書かれてあるのは「半年以内に日本で地震が起きるケースが非常に多い」ということです。


すでに理解できた人は多いかと思いますが、半年以内という期間を設けてしまうと起きないことのほうが稀なのです。


どれだけ根拠のないことを言っているのかがわかるかと思います。



また、もっと規模を大きくしてM7の地震はというと、Mは1大きくなるごとに発生頻度が10分の1になるという研究結果があります。


ということはM7の発生頻度は平均して年1回程度ということになります。


平均年に1回発生している地震が半年以内に発生する確率を単純に考えると、それは起きない確率と同じということになります。


ここでの「日本で発生する地震」の規模の範囲がどの程度なのかはわかりませんが、少なくとも「M7.0以上のすべての規模の地震」を指しているのであれば、半年以内に日本で地震が起きない確率のほうが高くなるのです。


また、M6.0以上やM6.5以上となれば「ほぼ起きる」と言えるほどの確率になってしまいます。


なのでペルーで地震が発生した後、半年以内に日本列島のどこかで比較的大きな地震が発生する可能性は確率的には高いですし、M6程度の地震は数回起きるかもしれません。


しかし、発生したからといってそれは決してペルーの地震と関連しているわけではないのです。


南海トラフ地震警戒情報管理人が実際に使用、推薦する「おススメの防災グッズ」 ↓↓↓

最近、災害が多発したことにより、皆さんの防災意識が高くなったのか、よく「防災グッズは具体的に何を買えばいいのか?」や、「南海さんのおススメの物があれば教えてください」などといったお問い合わせをTwitterのDMで頂くことが多くなりました。

この機会にいくつか紹介しておきたいと思います。

まず、相次いで起きている停電に対する備えとして非常に重要な「ポータブル電源」というものを紹介したいと思います。

災害と停電はセットといわれており、何の備えもないままいきなり停電状態で生活を強いられると本当に「地獄」といっても過言ではないほど不便な生活になります。

また、小さいお子さんや高齢の方がいる家庭では、停電は非常に危険な環境だといえますので確実に備えておきたいのが災害用の非常電源です。



以下の3点が特に信頼性の高いおススメのものになります。

詳しくは商品ページに入って頂ければ、説明が書かれていますので是非ご覧になってみてください。

ちなみに当管理人は上の「エナ―ボックス」というものを事務所と自宅にそれぞれ備えております。


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こちらは企業向けの非常電源になります。
病院や介護施設などの停電が直接、人の命に関わるような施設はこちらを備えておくと安心です。


災害時でも業務を止められない企業様の電源確保に【UPS搭載リチウム蓄電池セット】



その他、防災グッズとして私自身がおススメしているものを以下に載せておきますので参考にして頂ければ幸いです。



寝袋は様々なものが販売されており、実際に試させていただいたりしているのですが、コストや機能性など総合的にみて「一番」だと思えたのがコチラでした。

災害対応型 超万能「寝袋」~スリーピングッド~



大事なペットがいる家庭では、ペットを抱いて避難すると逃げ遅れたり手が塞がることで危険な目に遭う可能性が高まります。

また、避難所ではペットをそのまま連れていくと受け入れ拒否されてしまうケースもまだまだ多いのが現状です。

対策として、このようなグッズは備えておく必要があるでしょう。


同行避難の移動から避難生活まで「いつも」一緒をかなえる多機能キャリー【ペットキャリー GRAMP】



玄関などに備える「非常用バッグ」に関しては以下のような、プロの方が選んだ、あらかじめセットになったものを用意しておけば間違いないでしょう。


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