南海トラフ地震警戒情報

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東海・東南海・南海地震はいつ発生するのか?東海地震はなぜ30年以上も発生していないのか?

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南海トラフ地震はある程度の予測が可能


海溝型地震は直下型地震と比べると、ある程度は規則正しく起こってきたという記録が残っています。


つまり、数十年から100年に1回くらいの周期性をもって発生しているため、次にいつ起こるのかという予測も内陸地震と比べると予測が立てやすいです。



実際に、東海地震・東南海地震・南海地震では過去の履歴が詳しく調べられ、将来起こる時期とその確率が国から発表されています。



例えば今後30年以内に南海地震は80%東南海地震は70%などと予測されています。


ただ、地震の発生時期についてこのように30年という長期間で発生確率を示されてもわかりにくいという方は多いと思います。



今日、明日に80%以上の確率で発生すると言われると具体的な対策や心構えがしやすいですが、


それが30年以内と言われると危機感がかなり薄れてしまいますし、30年間ずっと心構えしておくのも難しい問題になってきます。



南海地震の発生時期が短縮される要因


まず南海地震については、あらゆる地学的な研究結果から2038年前後に発生すると予測しています。


前後というのは具体的には±5年と考えます。


つまり、2033年~2043年の間にはほぼ発生すると考えてもいいと思います。



ただ、これは外的な要因が一切ない場合の数字であり、あらゆる条件によってこの発生周期は短縮される場合があると考えられます。


その外的な要因とは、例えばざっくりと考えられるものに以下のようなものがあります。



・東海地震の発生
・日向灘地震の発生
・相模トラフ周辺での地震発生
・富士山の噴火



また、東南海地震は基本的に南海地震と同時に発生する傾向がありますので、ここでは同じ地震として考えています。



周期が重なったときに3連動となる


では、東海地震はいつ発生するのかということが気になります。


まず南海地震の周期は約100年~約150年であるのに対して、東海地震の周期は約150年~約200年となっています。


南海トラフと駿河トラフの活動には50年という誤差があるということになります。



この発生周期が重なっているときに、いずれかで地震が発生した場合に3連動型の巨大地震となり


反対に、発生周期が重なっていない時期に発生する場合は単独での活動になる可能性が高いと考えております。



先ほど述べたように南海地震の発生周期に入るのが2033年だとすると、2033年以降に東海地震が発生すれば、


非常に高い確率で3連動型の南海トラフ巨大地震となるということになります。



東海地震はなぜ30年以上も起きないのか


では一方で、東海地震の発生周期はいつなのでしょうか?


東海地震は30年以上も昔から「いつ起きてもおかしくはない」と言われていました。


しかし、実はそのときはまだ発生周期にすら入っていませんでした。



東海地震の発生周期は150年~200年であり、前回の活動履歴を見てみると1854年の安政東海地震が最後の活動で、


それからまだ130年程度しか経過していませんでした。


つまり、本格的に発生周期に入るのはその20年後であり、30年以上が過ぎた現在でもいまだ発生していないというのは全くおかしなことではないのです。



しかし、安政東海地震から現在までは165年以上が経過しています。


発生周期に入ってから既に15年が経過しているのです。


つまり、いまようやく本格的に「いつ起きてもおかしくない」という時期に入っているのです。



そして、この東海地震が発生した場合に南海地震の発生周期が短縮される恐れがあります。


ただ、現時点で東海地震が発生した場合、3連動となる可能性は低いと考えています。



時期が重なっていなくても連鎖的に発生する可能性がある


2033年以降に東海地震が発生すれば3連動になる可能性が非常に高いと述べましたが、


それ以前に発生した場合でも、周期が短縮されるということを考慮すると連鎖的に活動する可能性が考えられます。



連動型は東北地方太平洋沖地震のように複数の地震がほぼ同時に発生することによって、想像を超えるほど巨大な規模になるもので、


一方、連鎖型は数時間から数年間の時間を空けて発生する活動パターンです。


例としては安政東海地震の約32時間後に安政南海地震が発生しており、


1944年の昭和東南海地震では、その2年後に昭和南海地震が発生しています。


これらはいずれも連鎖型の地震であると言えます。



つまり、周期が重なっていない場合でも、駿河トラフの活動によって周期が短縮された南海トラフが少し時間をおいて活動するというケースが考えられるのです。