南海トラフ地震警戒情報

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大地震の発生前に地面が通常とは異なる動きをする!?超高精度な地殻変動観測による地震予測!

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地殻変動の観測で地震の前兆を捉える


地震の前には、地面が何らかの動きをします。


この点に着目したのが、地殻変動による地震予測研究です。



地殻変動の観測を地震予測に役立てようと思った理由はすごく単純でした。


あまり知識のなかった当初、地震は地面が動くものだから地面の動きをずっと見ていれば必ず予知ができるだろう。


という、ものすごく単純で誰でも考えそうなものでした。



しかし、それがあながち間違いではありませんでした。


日本列島で起こるM5.0以上の規模の地震を対象に、地殻変動を観測してみたところ、


5年間の膨大なデータ量の内、M5.8以上の地震の約8割以上


M5.0以上、M5.8未満の地震で約6割程度の割合で、通常とは違う何らかの動きが確認されたのです。


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世界一の地殻変動観測網


こうして確率されたのが、電子基準点の位置情報による地震予測です。


電子基準点とは、測量における基準点・観測点のことをいいます。



地図の作製を手掛ける国土地理院が構築し、各地に設置している測量網で、地殻変動も観測できるシステムです。



これを可能にしているのは、人工衛星から発信される信号を使って、位置情報などを割り出すことができるGNSS連続観測システムです。


このGNSSは、GPSなどの衛星測位の総称で、今や測量では欠かせない先端技術となっています。



国土地理院が発表している位置情報の精度や密度は世界一です。


全国に細かくネットワークが張り巡らせれており、そのデータはインターネットでも公表されているため、


多くの研究者にも活用されています。



大地震が起きる前に地面が動く!?


日本には国土地理院が設置した電子基準点が、約1300ヶ所に設けられています。


それぞれの点ごとに、GNSS衛星から発信された電波を常時受信し、国土地理院へと送られています。



現在は、GNSS衛星を用いることで、プラスマイナス5ミリという超高精度で地面の動きが計測可能になっています。



この超高精度の計測データを観察してみると、地球の地盤は絶えずあらゆる方向へ動き、


また、隆起したり、沈降したりしていることがわかります。



そして、大きな地震が発生する数か月前~数日前、もしくは直前などに通常とは異なる異常な動きが見られるのです。



それらの異常な変動がみられる場所ごとの特性などを分析することによって、今後地震が起こるであろう地域を予測することができます。



しかし、実は大地震が起こる前に地面が異常な動きを見せる理由が、まだはっきりとわかっていません。


異常な変動があったから、巨大地震が起きるのか。


もしくは巨大地震が起きるから、異常な変動が発生するのか。


何らかの相関関係はあるにしろ、まったくそのメカニズムが解明されていないのです。


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