南海トラフ地震警戒情報

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震度7ってどんな揺れ?地震の震度別の状況!

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断層の種類と違い


地震の報道や気象庁の会見などでよく「縦ずれ」「横ずれ」という言葉を耳にすると思いますが、


それを理解している人は一部なのではないでしょうか。



プレート運動による引っ張りや圧縮の力は、大地に歪を加えていきます。


そして、その歪が限界に達したときに発生するのが地震です。



地下にある岩盤は、断層面を境にして急速にズレ動きます。


これを断層運動と呼んでいます。



この断層運動は既存の断層を動かすだけでなく、新たに断層をつくることもあります。



陸のプレート内部で断層運動が起こると、陸域の浅い地震が発生します。



なぜ浅い地震が起こるのかというと、


陸に断層運動が起こるような硬くかつ脆い地盤があるのは、地下15~20キロまでに限られているためです。


したがって、陸域の地震は地下20キロまでの比較的浅い場所で起こるのです。



一方、これより深い場所では岩盤がやわらかいため、力が加わっても流動的に変形して、急激な破壊が起きにくい環境にあります。



断層は、ずれの方向によって、縦ずれ断層横ずれ断層に分けることができます。


縦ずれ断層は上下方向にずれたもので、正断層逆断層があります。



地盤が引っ張られる力によって地震が引き起こされるのが正断層で、


反対に地盤が圧縮されることによって地震が引き起こされるものを逆断層といいます。



一方、横ずれ断層は、上下方向ではなく水平に圧縮され、引っ張り合う力がかかったときに生まれます。


海洋プレートの沈み込みによって圧縮の力を受けている日本列島では、この横ずれ断層が多く見られるのが特徴です。



地震断層と地表地震断層


地震を引き起こした断層のことを地震断層と呼びます。


このような断層は基本的には地下にあることが多いです。



ところが、大地震が発生すると、巨大なエネルギーが働くことによって、地下にあるはずの断層が地表に現れてしまうことが稀にあります。


このような断層を地表地震断層といいます。



有名なものでは根尾谷断層をはじめ、北伊豆地震で誕生した丹那断層、鳥取地震の鹿野断層、


そして、阪神淡路大震災を引き起こした兵庫県南部地震で出現した野島断層などが挙げられます。



1995年に起きた兵庫県南部地震は、六甲・淡路島断層帯で発生した未曾有の大災害でした。


この断層帯の野島断層をはじめ、いくつかの活断層で地表にずれが発生しました。



全体では右横ずれ成分を持つ断層運動をしたものの、淡路島側では南東側が上がるような、神戸側では北西側が上がるような縦ずれ成分が合わさっていたことがわかっています。



震度とマグニチュード


地震の大きさを表す言葉が二つあります。


地震速報などでよく私たちが耳にする「震度」「マグニチュード」です。


この2つの用語をしっかりと理解できているでしょうか?



簡単にまとめると、マグニチュードは地震そのものの大きさのことをいいます。


そして、震度は地表で観測した揺れの大きさのことをいいます。



地震の大小は断層運動によって放出されるエネルギーの大きさで決まります。


当然、エネルギーが大きくなればなるほど、それに比例してマグニチュードも大きくなります。



マグニチュードが1増えれば地震波のエネルギーは約30倍になり、2増えると約1000倍にもなります。



震度は、「0,1,2,3,4,5弱,5強,6弱,6強,7」の10階級に分類されています。



地震の震度別の体感


震度0


人間
人は揺れを感じることができない。



震度1


人間
屋内にいる人の一部がわずかな揺れを感じる。



震度2


人間
屋内にいる人の多くが揺れを感じ、眠っている人の一部が目を覚ます。



屋内
電灯などのつり下げ物がわずかに揺れる。



震度3


人間
屋内にいるほとんどの人が揺れを感じ、恐怖感を感じる人もいる。



屋内
棚にある食器類が音を立てることがある。



屋外
電線が少し揺れる。



震度4


人間
かなりの恐怖感があり、一部の人は身の安全を図ろうとする。


眠っている人のほとんどが目を覚ます。



屋内
つり下げ物は大きく揺れ、棚にある食器類が音を立てる。


座りの悪い置物が倒れることがある。



屋外
電線が大きく揺れ、歩いている人も揺れを感じる。


自動車を運転していても揺れに気づく人がいる。



震度5弱


人間
高齢者や子供など一部の人は動くことが難しくなる。



屋内
棚にある食器類や本、小物などが落ちることがある。


家具が移動したり、不安定なものは倒れたりする。



屋外
窓ガラスが割れて落ちることがあり、補強されていないブロック塀が崩れることがある。


軟弱な地盤では亀裂が生じ、山地では落石や小さな崩壊が生じることがある。



建物
耐震性の低い建物では、壁や柱が破損したり亀裂が生じるものがある。



ライフライン
安全装置が作動し、ガスが遮断される家庭があり、稀に水道が断水したり停電したりする。



震度5強


人間
多くの人が行動に支障を感じ、一部の人は立っていることも困難になる。



屋内
多くの小物や本、食器などが落下し、テレビ台からテレビが倒れるように落ちる。


固定していない家具が倒れることもあり、ドアが変形して開かなくなることもある。



屋外
補強されていないブロック塀の多くが崩れ、据え付けが不十分な自動販売機が倒れることがある。


また、多くの墓石が倒れ、自動車の運転が困難となる。



建物
耐震性の低い木造住宅では住宅では倒壊するものがあり、耐震性の高いものでも壁や柱が破損するものがある。



ライフライン
一部の地域でガス、水道の供給が停止することがある。


電話、インターネット等がつながりにくい状況が起こる。



震度6弱


人間
立っていることが困難になる。



屋内
固定していない家具のほどんどは移動、転倒し、多くのドアが変形して開かなくなる。


屋外
周辺の建物の壁のタイルや窓ガラスが破損、落下する。


地割れや山崩れなどが発生することがある。


建物
耐震性の低い木造住宅では傾いたり、倒壊するものが多くなる。



ライフライン
震度6弱以上になると、通信事業者により災害用伝言ダイヤルや災害用伝言版などの提供が行われる。



震度6強


人間
何かに掴まっていないと立っていることができず、はわないと動くことができない。



屋内
固定していない家具のほとんどは移動、転倒し、戸が外れて飛ぶこともある。



屋外
多くの建物で、壁のタイルや窓ガラスが破損、落下し、看板などが飛ぶこともある。



建物
耐震性の低い建物の多くが倒壊してしまい、耐震性の高い建物でも大きな破損が生じる。



ライフライン
大規模な停電が発生することがある。



震度7


人間
揺れにほんろうされ、自分の意志で行動することができない。



屋内
固定していない家具が飛ぶように移動、転倒する。



屋外
耐震性の低い建物は倒壊し、耐震性の高い建物でも傾いたり、大きく破損したりする。


また、走行中の自動車や停車中のトラックなども転倒することがある。


大規模な地割れや山崩れは発生し、地形が変わることもある。



ライフライン
広い地域で電気、ガス、水道の供給が停止する。



震源と震源域の違い


地震は断層運動で地球内部の岩石が破壊されることで発生します。


この破壊が始まった地点を震源と言います。


そして震源の真上にあたる地表の地点を震央と呼びます。



破壊は震源から始まり、面上に広がっていきます。


この破壊の広がった領域を震源域と言います。



震源域からは地震波が発生して四方に伝わりますが、地震時の揺れはこの地震波によって引き起こされるものです。



P波とS波とT波


地震波はP波S波に分けられます。


P波は岩石の伸び縮みの変化が伝わるもので、伸び縮みを伝える方向と状態変化が進む方向が一致しているため、縦波ともいいます。



S波は、岩石のずれの変化が伝わるもので、そのずれの変化の方向とその状態が進む方向が直角になるので、横波といいます。



P波とS波は伝わるスピードが異なります。


そのため、通常の地震ではP波によって「ガタガタ」と小刻みな揺れが起きたあと、S波によって「ユサユサ」と大きく揺れます。



そしてその後、「T波」という表面波が最後に到達します。


P波とS波が岩盤中を伝わるため実体波と呼ばれるのに対して、個体や気体、または液体の境界のみを伝わるため、境界波とも呼ばれます。



周期が長く、振動幅も大きく、P波・S波と比べて減衰しにくいのが特徴です。



観測例としては、2008年7月24日の岩手県沿岸北部の地震(M6.8)の発生から50分後、継続時間が長く特定の位相をもたない地震動が東北地方において広域的に観測されました。