南海トラフ地震警戒情報

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地形の異常変動が南海トラフに影響している!?いま地震のリスクが高いのはどこなのか?

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なぜ地震が起こるのか?


地球の表面を覆うプレートは10数枚の層が集まって地球の表面を包み、それぞれが異なる方向に年間数センチずつ移動しています。


これをマントル対流といいます。


そして、そのプレートの移動に伴って、プレート同士の間で圧縮や引っ張り合う力が生じます。


このわずか数センチの移動が大きな力を発生させ、地震を引き起こす原因となっているのです。



マントルは地球の体積の約80%を占めています。


このマントルの対流によってプレートが一定方向に引きずられるために、プレートの移動が起こると考えられています。



なぜ日本に地震が集中するのか?


日本列島は不運なことにも、海溝やトラフが周囲に多数存在しています。


そのため、諸外国と比較してもかなり地震が起きやすい環境にあるのです。



具体的には千島海溝日本海溝伊豆小笠原海溝相模トラフ南海トラフなど、いくつもの海溝やトラフに囲まれているのです。


ここに海洋プレートが沈み込むことによってもたらされる圧縮の力によって、歴史的にも、数多くの地震災害を被ってきました。


まさに世界でも有数の地震大国と言えるのです。



火山大国でもある日本列島


日本は狭い国土の中に火山が多く点在しています。


また、富士山を筆頭に、約110ある活火山の麓に多くの人が生活しているという世界的にも珍しい国でもあります。



火山は災害をもたらす一方で多くの恵みをもたらしてくれる存在でもあります。


例えば、周辺には温泉が湧出し、浮世絵の題材として描かれるなど、日本の文化に大きな影響を与えてきました。



また、人々は火山を神として崇拝し、麓や山頂には神社や寺院が建立され、山岳信仰の舞台となることも多くありました。


まさに日本文化を語る上で火山は避けて通ることのできない重要な存在といえるのです。


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地震予測の種類


現在、最も危惧されているのは、首都圏直下型地震南海トラフ巨大地震です。


人口集中地域を襲う可能性のある2つの地震が発生すれば、甚大な被害が及ぼされるのは確実です。



これらの地震は、近い将来に必ず発生すると考えられています。


これらの危惧される地震がどれくらいの確率で起こり得るのかを予測するのが、地震予測です。



地震予測には大きく分けて「中・長期地震予測」と「短期地震予測」があります。


中・長期地震予測は、テレビなどでもよく耳にする「30年以内に発生する確率は...」というものです。



一方、異変を察知して、数日~数か月単位で地震の発生リスクが相対的に高まっている状態なのかどうかを予測するものが「短期地震予測」です。


ちなみに、勘違いする方が多いの説明しておきますが「予測」と「予知」では全く種類が異なります。


予測というのはあくまで確率論的に発生リスクがどうなのか?ということを判断するものであり、


予知は、地震の発生場所、規模、時期をある程度正確に当てることをいいます。



危ない地域はどこ?


東日本大震災以降、日本列島全体の地殻変動は大きく変化しました。


このような地形の異常変動から見ると、今後、日本列島で特に地震が起きやすくなっているのはどこなのでしょうか?



2019年6月18日、山形県沖を震源とするM6.7の地震が発生しました。


各地で異常変動がみられるなか、まったく異変の見られなかった領域で突然おおきな地震が発生しました。


このように日本列島はどこでも地震が発生しやすいといえます。


日本列島で生活している以上は、巨大地震に遭遇しない方が珍しいといえるほどです。



ただし、東日本大震災後の地形の異常変動を見ると、その中でも特に地震のリスクが高まっている領域が見えてきます。


そして、2019年6月18日に起きた山形県沖の地震もその領域内に含まれていました。



・北海道の十勝地域から東部の領域まで


・三陸海岸


・秋田中南部から新潟県北部まで


・岐阜県北部を中心にその周辺の地域
(富山、長野北西部など)


・関東地方南部


・南海トラフ




これらの領域では特に注意が必要なのですが、注目する点は山形県ではありません。


東北地方太平洋沖地震の影響は日本列島全体の地殻にまで及び、


その地殻変動は、関東南部、北海道の千島海溝だけでなく南海トラフにまで影響を及ぼしているのです。