南海トラフ地震警戒情報

Twitterにて減災活動、情報発信を行っています。@T1ZEg2jynaj9lQ7


【南海トラフ地震】昭和南海地震から70年くらいしか経っていないのに「いつ起きてもおかしくない」と言える根拠とは?


f:id:tsukasa-fp:20190610042423j:plain



いつ起きてもおかしくないと言われる根拠


東海地震は「いつ起こってもおかしくない」と言われ続けていますが、その根拠は、歴史に基づく統計学上の事実です。


つまり、いままでわかっている歴史上、必ず定期的に巨大地震がこの領域で起こっているのです。



さらにもう一つの根拠としては、海溝型地震の発生メカニズムです。


長い時間かけて押し曲げられたプレートが、限界に達し、跳ね上がるというものです。


地下のプレート境界部では、このような活動が規則的に繰り返されています。


このプレートが跳ね上がることによって海水が持ち上げられ、大きな波を引き起こします。


これが海溝型地震によって生じる津波の発生メカニズムです。



このようなプレート運動は日本だけでなく、プレートの境界部であればどこでも起こります。


スマトラ島沖地震は、ユーラシアプレートの下に潜り込んでいるインド・オーストラリアプレートが跳ね上がって起きた海溝型地震であり、メカニズムはまったく同じなのです。



東海地震、東南海地震、南海地震は、ユーラシアプレートとフィリピン海プレートが押し合っている境界部で起こる地震です。


静岡県沖から浜名湖沖までの駿河トラフで起こるのが「東海地震」


浜名湖から紀伊半島潮岬沖までを震源とする地震が「東南海地震」


潮岬沖から四国の足摺岬沖までを震源とする地震が「南海地震」です。


いずれの地域もフィリピン海プレートがユーラシアプレートを押し曲げながらその下に潜り込んでいきます。


そして、曲がっていくユーラシアプレートには歪がたまっていき、それが限界に達したときに跳ね上がり、海底で巨大地震が発生します。


これらがほぼ同時に跳ね上がるのが、「南海トラフ巨大地震」です。



南海地震ではなく東海地震で経過率を考えなければならない!


南海トラフでは684年の白鳳地震から1946年の南海地震まで、12回の地震が起きていることがわかっています。


さらに南海トラフの歴史上、東海地震、東南海地震、南海地震と東から順番に発生するか、あるいは同時に起きています。




1498年 明応地震(M8.6)
東海東南海南海


1605年 慶長地震(M7.9)
東南海南海


1707年 宝永地震(8.4)
東海東南海南海


1854年 安政地震(M8.4)
東海東南海南海


1944年 昭和東南海地震(M8.0)
東南海
1946年 昭和南海地震(M8.1)
南海




例えば、よく「南海トラフ地震の周期は100年から150年と言われていて、前回の昭和南海地震からはまだ70年弱しか経過していないから、まだ余裕がある」と言われることがあります。


しかし、この上記の南海トラフの活動を見るとまったく別の見方ができます。



まず、先ほども説明した通り南海トラフでは歴史的に東海、東南海、南海と東から順番、あるいは同時に発生するという特徴があります。


前回の活動を見ると1944年に東南海地震、1946年に南海地震が発生しています。


つまり、順序的には、次に発生するのは東海地震である可能性が高いということになります。


だとすれば、前回の南海地震ではなく、次に起こると考えられる東海地震を基準に経過率を考えなければならない。という考え方ができます。



上記の内、東海地震の活動に絞ってその発生周期を見てみると、はじめは209年という間隔、次は147年という間隔をあけて発生しています。


たった二つの数字からしか推測することはできませんが、つまり、東海地震は約150年~200年程度の周期で発生している可能性があるということです。


ちなみにこの2つの平均値は178年となります。



そして、前回の東海地震発生から現在まで「約165年」が経過しているのです。



約30年以上も前から「いつ起きてもおかしくない」と言われていた東海地震ですが、


例えば30年前であれば、前回の東海地震から130年弱経過していることになります。


しかし、その時はまだ発生周期には達していませんでした。


それが現在では、本格的に発生周期に入っています。


つまり、現在が本当にいつ起きてもおかしくない状態だと言えるのです。



発生時期で東海地震が単発で起こるか3連動するかが決まる?


順番的に、次は東海地震が起こる可能性が高いといいましたが、3連動するというパターンも考えられます。


では、この歴史的な条件から3連動となる可能性を推測してみましょう。



まず、1944年と1946年の地震は多少時間差がありますが、ほぼ連動していると仮定すると、東南海地震は必ず南海地震に連動して起こっていることになります。


つまり、次も南海地震の発生時に連動して発生する可能性が高いと考えることができます。


東海地震は「駿河トラフ」東南海地震と南海地震は「南海トラフ」と発生源が分かれていることを考えると納得できます。


そのため、ここでは東南海と南海をまとめて同じタイプの地震とします。



とすると、注目するポイントは東海地震と南海地震の2つに絞られます。


この2つが同時に起これば必然的に東南海も連動するということになるのです。



東海地震の発生周期は150年~200年としました。


つぎに南海地震をみてみると、その発生間隔は107年、102年、147年、92年で、約90年~150年となります。



そして、東海と南海の地震が連動、あるいは連鎖していない地震を見てみると、


1605年の慶長地震では、南海地震が発生周期に達しているのに対して東海地震はまだ周期に達していません。


1944、1946年の昭和東南海、南海地震でも東海地震はまだ発生周期に達していませんでした。



このことから考えられるのは、


いずれかが発生周期に達していない場合、単独で発生し、


両方が発生周期に達しているときに発生すれば連動型となると推測することができます。



例えば、現在は東海地震の経過年数は約165年で、南海地震の経過年数は70年弱です。


東海地震はすでに発生周期に達していますが、南海地震はまだ約20年届いていません。



つまり、歴史的な条件に従って推測すると、


ちょうど南海地震の周期に達する2036年を境にそれ以前に発生すれば東海地震が、それ以降に発生すれば3連動型となる。ということになります。


地震としては統計データが少ない、また慶長地震など、震源が不明確な地震もあるため根拠としては薄いですので、あくまで「こういった考え方もあるんだ」という参考程度に理解して頂ければ幸いです。


地震の研究は頭脳戦でもあります。
様々な思考を巡らせ、あらゆる可能性を導き出すことでヒントを得ていくのです。


その一つのヒントとして捉えて頂ければと思っております。


南海トラフ巨大地震がいつ発生するのかを具体的に計算し予測!2030年までに必ず準備を!予知、予言に惑わされるな! - 南海トラフ地震警戒情報