南海トラフ地震警戒情報

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スマトラ島沖地震や東日本大震災の大津波の威力!4tトラックが時速40キロで衝突するほどの衝撃!


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史上最大の災害を引き起こした「インド洋大津波」


2004年12月26日、インド洋、インドネシア西部のスマトラ島沖でマグニチュード9.0という巨大地震が起こりました。


これは、阪神淡路大震災を引き起こしたマグニチュード7.3の兵庫県南部地震の1600倍以上のエネルギーを持っており、東日本大震災に匹敵する超巨大地震です。



東日本大震災同様、大津波が発生し、インドネシアのアチェ州、スリランカ、インド、タイ、マレーシアなどインド洋沿岸地域を襲いました。


規模としては東日本大震災とほぼ同等でしたが、人的被害は10倍を超える甚大なものとなったのです。


死者・行方不明者は22万人以上、被災者は500万人を超えました。

また、この大津波では高さ5メートルの家の屋根が流され、線路の盛り土が流されてレールがねじ曲がったり、列車が横転しました。


また、数百隻の船が陸地に打ち上げられ、電柱のてっぺんには大きな木が引っ掛かったりしていました。


まさに東日本大震災で見た光景と同じような光景が広がっていたのです。



この時の津波の瞬間圧力は1平方メートル当たり18トンという試算もあります。


これは4トントラックが時速40キロで衝突するのに等しい衝撃になります。


ブロック塀や電柱、木造家屋などをなぎ倒すのには十分なエネルギーです。



昭和南海地震の津波


1946年12月21日、和歌山県田辺市の海岸では一気に潮が引き始めました。


そしてその後、轟音と共に巨大な波が陸地に押し寄せてきました。


昭和南海地震のときの津波の様子です。



市内にも約6メートルの津波が襲い、10分間で市のほぼ全域の海岸を約10キロにわたって高さ4、5メートルの津波が襲っています。


この津波で和歌山県は、死者・行方不明者269人という人的被害を受けています。



地震全体の被害では、死者1330人、家屋全壊1万1591棟、流出1451棟でした。


さらにこの地震の2年前には、東南海地震が起きており、そのときにも1223人の犠牲者と1万7000棟を超える全壊家屋の被害が出ています。



時速700キロで押し寄せてくる津波


津波は震源地に面している海岸に、もっとも波高の大きなものが押し寄せるのではありません。


海岸線の形や海底の地形によって、波高は大きく変化します。



津波が大きくなりやすい地形は、岬の先端遠浅の海底地形が沖へ突き出した海岸岬を回り込んだ背後V字型の湾の奥などです。


こういった地形の場所では、津波のエネルギーが集中し、より大きな津波が押し寄せます。



さらに恐ろしいのは、津波では深さが1メートルに満たない海中で溺死することもあることです。


異常に速い流れが人を水流の中に引き込むのです。


その水流は、津波が押し倒した家や木材や岩石、木々、家具、車など、陸地にあったあらゆるものを飲み込んでいます。


そのため、津波の犠牲者は、溺死と共に打撲による者も多いのです。


奇跡的に助かった人も、全身傷だらけとなっています。



また、津波の速度は海底が深いほど速く、4000メートルの海底では時速約700キロ、水深200メートルの大陸棚付近では時速160キロほどの速さで陸地に向かいます。


陸地での速度も時速30キロ程度で、とても人の足で逃げ切れるものではありません。



津波がどのように襲ってくるのかを究明することが減災への近道


日本では津波の発生、到達時刻、平均的な波高などの予測は、実用レベルに達しています。


しかし、津波が個々の場所にどのような形で到達し、内陸に入り込むのかということはまだ十分に究明されていません。



現在、日本各地の自治体で津波ハザードマップが作られています。


しかしその多くは、津波による浸水が予測される地域と、浸水程度が示されているにすぎません。


スマトラ島沖地震や東北地方太平洋沖地震の大津波の例からわかるように、津波は単に水かさが増えるだけではありません。


水流が巨大なエネルギーを持って襲い掛かってくるのです。



マップには各地域の地形や住民の年齢構成などの生活環境も配慮した、避難経路や避難場所などの情報も必要であると考えています。


しかし、それを実現するためには詳細な津波の状態の把握と共に、住民の協力と意識の向上が必要なのです。


住民の協力、そして津波の詳細な状況を究明しなければ、より現実的な避難のシナリオや、防災、減災対策を立てることは非常に難しいのです。


津波から見を守る最強の避難場所! 防災セミナーで1つ勉強になったことをシェアします。 - 南海トラフ地震警戒情報