南海トラフ地震警戒情報

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甚大な被害を及ぼす液状化現象の被害!東京の埋立地の軟弱な地盤と複雑な地下構造!


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無視できない液状化現象による被害


阪神淡路大震災によって、ポートアイランド等で見られた液状化現象では、泥水が道路に海のように広がり、マンホールや土管が道路から突き出ていました。


また、1964年の新潟地震では新潟市川岸町のアパート群が軒並み傾いたりしました。



なぜこのような「液状化現象」と呼ばれる現象が起こるのでしょうか?



地盤は様々な種類の土の粒子が固まって構成されています。


そしてその粒子間のごくわずかな隙間には、水分や空気が存在します。


砂の粒子が多い地盤が厚い層を成しているところも当然あります。


そういう地域に地震が起こると、比較的大きな隙間を持っている砂の粒子が揺すられることにより隙間が縮められ、そこにあった水分が地面に溢れ出すのです。


これが液状化現象です。


わかりやすくイメージするならば、湿った浜辺を歩くと砂に足がめり込み、周りに水が染み出てくるのとよく似ています。



液状化現象の起こりやすい地盤は、海岸や川のそば、埋立地などの水分を含む砂が多く、あまり硬く固められていない地域、地下水位が高い地域などです。


液状化現象が起こると建物の倒壊が当然起こりますが、地震に強い建物でも新潟地震のように傾いたり、最悪崩壊してしまいます。


また、水と砂が地面から噴き出す噴砂が起こり、巨大な噴砂孔を作って救急車両が通れなくなったりします。


さらに阪神淡路大震災のようにマンホールや水道管、ガス管、ガソリンスタンドのタンクなど地中にあるものをすべて地表へ持ち上げてしまいます。



このような液状化被害を引き起こす場所が大都市には数多くあるのです。


特に海岸部の埋立地などは、工業地帯になっていることが多く、石油や化学薬品などの備蓄タンクがたくさんあるので危険です。


実際、神戸でも港湾施設に多くの被害がありました。



東京の地盤とフォーカシング現象


東京の地盤は単純に以下の4つに分けられます。



・北西の奥多摩地区の山地


・多摩地区の丘陵


・立川から新宿、東京にいたる台地


・中央区、江東区、墨田区、品川区、大田区など沖積低地




丘陵地は氷河時代が終わったあとに、荒川、江戸川、多摩川などの川が運んできた堆積物によって作られた土地です。


古いものほど地盤は固く、地震による揺れは小さくなります。



逆に台地や低地の地盤は軟らかく、地震の揺れも大きくなります。


関東大震災のときには、沖積層地区の下町で住宅倒壊の被害が多く見られました。



さらに、地震波は固い地盤から軟らかい地盤に入ったときに振幅が大きくなります。


そして軟弱地盤と固い地盤の境界部で複雑な反射を行い、より大きな揺れに変わるのです。


このような現象をフォーカシング現象と言います。



日本列島付近では、4つのプレートがぶつかり合っています。


東京の地下は、関東平野が乗っている陸側のプレートの下に南側からフィリピン海プレートが潜り込み、その下には東側から太平洋プレートがさらに潜り込んでいます。


そして、フィリピン海プレートの先は太平洋プレートに当たって曲げられているという3層構造の入り組む非常に複雑な地盤となっています。



そのため東京の地下では、あらゆる複雑な地震が起こると考えられています。




陸側プレートの比較的地表近くで起こる地震


フィリピン海プレートとの境界部で起こる地震


フィリピン海プレート内部で起こる地震


太平洋プレートとの境界部で起こる地震


太平洋プレート内部で起こる地震など…



内陸地震で警戒しなければいけない「津波・液状化・斜面崩壊」とは? - 南海トラフ地震警戒情報