南海トラフ地震警戒情報

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火山の活動期に突入した日本列島!そろそろ富士山噴火やカルデラ火山の破局噴火が起こる!

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活火山も活発化した日本列島


東日本大震災以降、日本列島では噴火も相次いでいます。


たとえば、2014年9月に御嶽山では戦後最大の火山災害が起きました。


その後、2015年5月には口永良部島の噴火で全住民が島外へ避難する緊急事態が発生しました。


さらに6月末には長い間噴火していなかった箱根山で小規模な噴火が発生し、浅間山も6年ぶりに噴火しました。


最近でも桜島や阿蘇山なども活発化していて、日本列島のあらゆる火山が動き出していることがわかります。



東日本大震災で起きたような海溝型の巨大地震が発生すると、しばらくしてから火山が噴火することがわかっています。


巨大地震が起こると地面にかかる力が変化し、地下で落ち着いているマグマの動きを刺激して、噴火を誘発するのです。


2004年のスマトラ島沖地震の後にも複数の火山で噴火が始まりました。


地震の1年5ヶ月後にはジャワ島のムラピ山から高温の火砕流が噴出し、3000人を超える犠牲者が出ました。


インドネシアも日本と同じ世界有数の火山大国で、活火山の総数は129個とあります。



また、インドネシアや日本と同じように海のプレートが沈み込む南米のチリでも巨大地震が噴火を誘発した例があります。


1960年に起きた世界最大の地震といわれるM9.5のチリ地震です。


この地震のわずか2日後にコルドン・カウジェ火山が噴火しました。


さらに最近の2010年のチリ地震(M8.8)の後にもこの火山がまた噴火しているのです。



地下の条件がとても似ている日本でも巨大地震が引き金となって噴火が始まっても全く不思議ではありません。


それを物語るように、今回の地震以後に地下で地震が増加した活火山が多数あります。


たとえば、神奈川・静岡県境にある箱根山では、東北地方太平洋沖地震の発生直後から小規模な地震が急に増えました。


このほかにも関東・中部地方の日光白根山、乗鞍岳、焼岳、富士山、伊豆諸島の伊豆大島、新島、神津島、九州の鶴見岳・伽藍岳、阿蘇山、九重山、南西諸島の中之島、諏訪之瀬島など、多くの活火山の地下で地震が増えました。



巨大地震によって噴火が誘発されるのは、数日後だったり、数年後だったりとかなりばらつきがあります。


東北地方太平洋沖地震の影響が大きかった東日本には、明治時代以後に規模の大きな噴火を起こした活火山がいくつもあります。


また、3.11の地震が噴火を誘発する可能性としては、日本一の活火山である富士山も例外ではありません。


その理由としては、3.11の地震の4日後に富士山山頂のすぐ南の地下でM6.4の地震が発生しました。


この地震の震源の深さが140キロメートルだったため、これがマグマが活動を始めるきっかけになる可能性があるのです。


そして、富士山の噴火と深く繋がっていると考えられるのが南海トラフ巨大地震であり、富士山の噴火が誘発された場合には、さらに続けて南海トラフの活動にも警戒しなければならないのです。



地盤の拡大による2つの可能性


富士山のマグマは地下20キロメートルあたりで大量に溜まっています。


そのわずか5キロメートル上で大規模な地震が起き、マグマを大きく揺らしたのです。



東北地方太平洋沖地震の発生後に、富士山の周辺地域が東西方向へ伸びていることがGPSの測定結果から明らかになりました。


このような場所で地盤が拡大すると、マグマの動きに関して2つの可能性が考えられます。


地下深部のマグマが地表へ出やすくなる可能性と、拡張した地盤の中にマグマが溜まるため出にくくなるといういずれかの可能性です。


この富士山周辺の地盤の拡大によって、果たしてマグマが出やすくなったのか、出にくくなったのかは今のところわかっていません。



2つの地震によって誘発した富士山の噴火


ではかつて富士山が噴火を起こしたときの様子を見てみましょう。


前回の噴火は300年前の江戸時代ですが、太平洋の海域で2つの巨大地震が発生した後でした。


まず1703年にM8.2の元禄関東地震が起きた後、富士山が鳴動をはじめます。


さらに、その4年後の1707年に南海トラフ巨大地震である宝永地震が発生しました。


この宝永地震が発生した49日後に富士山が噴火を起こし、江戸の街に大量の火山灰を降らせました。


歴史上最大規模の南海トラフ地震が発生した後すぐに、歴史上最大級の富士山噴火が発生したのです。



この噴火は、直前に起きた2つの「海溝型地震」が地下のマグマだまりに何らかの影響を与えたと考えられています。


もう一つの可能性としては、巨大地震によってマグマだまりの周囲に割れ目ができ、噴火を引き起こしたとも考えられます。


マグマ中に含まれる水分が、マグマだまりの圧力の低下で水蒸気となって沸騰し、このときに堆積が1000倍近く急増し、外に出ようとして地上から噴火するのです。



火山学者が「富士山は近い将来確実に噴火する」というのには、火山の地下にあるマグマだまりの活動史に由来します。


富士山から飛んできた噴出物の年代を詳しく調べたところ、富士山は平均して50~100年ほどの間隔で噴火していたことがわかってきました。


しかし、1707年に噴火してからは現在まで300年間も噴火していないのです。


噴火を起こさなければ、ただただマグマだまりにマグマが溜まり続けるだけです。


300年もの間ため込んだマグマが一気に噴出したら、江戸時代のような歴史上最大級といわれる大噴火をはるかに超える規模になる可能性も否定できないのです。



火山も活動期に入った


9世紀の貞観地震前後の地震活動と、東日本大震災前後の地震活動はその発生場所や規模が酷似していました。


これは火山活動についても当てはまるのです。


具体的に年表を見ると、貞観地震の起きた864年には富士山で史上最大規模の噴火が起きました。


また、その前後には、秋田・山形県境の鳥海山や新潟焼山、伊豆諸島でも伊豆大島、新島、神津島、三宅島で大噴火が起きています。



20世紀は特異的に火山噴火が少なかった世紀で、それ以前ははるかに噴火が多く起こりました。


江戸時代には、宝永地震がありましたが、1783年には浅間山が大噴火を引き起こし火砕流や泥流により1000人を超える犠牲者が出ました。


一方、近年では1914年に起きた桜島の大正噴火以来、100年以上、このような大規模な噴火が起きていません。



東日本大震災以降、立て続けに噴火が起きているように感じますが、実はこれが日本列島の本来の姿なのです。


火山大国である日本で中小規模の噴火が続くのは特別不思議なことではありません。


100年以上の静穏期を過ぎて、ようやく本来の活発な姿を取り戻したのです。


そのため火山学者たちはそろそろ日本列島で大噴火が起きても不思議ではないと考えているのです。



日本列島で破局噴火が起こるとどうなるのか?


日本列島では文明を滅ぼすレベルの「破局噴火」が、10万年に12回ほど起きています。


具体的に挙げると、九州(鬼界、阿多、姶良、阿蘇)、青森・秋田県の十和田、北海道(洞爺、支笏、屈斜路)などです。


火山灰の分布を地図で見ると、これらがいかに激しい噴火であったかがよくわかります。



巨大噴火が起きると人は日本列島に住めなくなります。


たとえば、阿蘇山はいまから9万年前に大爆発しましたが、このとき火山灰が北海道にまで飛んでいきました。


九州で巨大噴火が起きると、近畿で50センチメートル、関東で20センチメートル、北海道で10センチメートルも積もる可能性があります。


まさに日本全土を覆うのです。



こうした巨大噴火が起きた場合に、日常生活がどうなるのかというシミュレーションを火山学者が行いました。


それによると九州のほぼ全域が火砕流に襲われ、わずか2時間ほどで700万人が死亡します。



続けて大量の火山灰が偏西風で東に流れます。


その結果、西日本では1日のうちに人間の膝付近まで火山灰が積もり、4000万人が被害を受けます。


さらに東日本でもふくらはぎ辺りまで火山灰が積もります。


そして数十センチ積もった火山灰の重みによって、家屋の倒壊やライフラインの途絶などが発生します。


最終的に、国の総人口に近い1億2000万人が被害を受け、日常生活に支障を来すだけでなく、ここまで広域災害になると他の地域の救援は100%不可能になると考えられるのです。