南海トラフ地震警戒情報

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近い将来「7000年に1回の巨大噴火」が日本列島で起こる!?


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火山の噴火は時には文明をも滅ぼす


火山の噴火は、気象災害を起こすだけでなく、ときには文明を滅ぼします。


1815年にインドネシアのタンボラ火山で起きた巨大噴火は、遠くヨーロッパにまで影響を与えました。



インドネシアにある活火山タンボラ火山は、同年4月に約5000年ぶりの大噴火を開始しました。


上空3万メートル以上も立ちのぼった軽石と火山灰が地上に降り注いだのち、高温の火砕流が山の周囲へ流れ出したのです。


この火砕流が海へ突入したことで津波が発生し、スンバワ島周辺の海岸を襲いました。



上空に噴き上げられた火山灰は600キロメートル離れたジャワ島にも降り積もり、舞い上がった火山灰によって昼間でも薄暗い状態が続きました。


さらに上空11キロメートル上にある成層圏まで達した火山灰は、全世界へ拡散していきました。


この噴火によって地上に出たマグマの量は、55立方キロメートルと積算されています。


これは、現在の琵琶湖にたまった水の倍近い量にあたり、人類史上最大のマグマ噴出量でした。



噴火による生存者は「わずか26人」


噴火が終わったあとの火山には、直径6キロメートルの巨大な窪地ができました。


「カルデラ」と呼ばれるもので、マグマが地上へ流出したことによって生じた地下の空洞部分に相当します。


この噴火によってスンバワ島の住民1万2000人のほとんどが犠牲となり、生存者はわずか26人のみであったと記録されています。


しかし、この犠牲者もごく一部にすぎず、広域に降り積もった火山灰により発生した大飢饉の死者を加えた総計は、9万人を超えるとされています。


タンボラ火山の噴火は有史以来最大の火山災害をもたらしたのです。



噴火翌年は夏がこなかった


また、噴火翌年の1816年からヨーロッパと北アメリカで、これまでにはなかった気象災害が起きました。


米国東部ニューイングランド地方では、ついに夏が来なかったため「夏のない年」と呼ばれています。


6月になっても雪が降り、湖沼は凍っていたのです。


さらに8月でも山地では雪が残り、平地には霜が降りました。


流水の残るハドソン湾では船舶が動けなくなったとあります。



この年は降水が極端に少なく、トウモロコシなどの殻類がほとんど収穫できませんでした。


こうした異常気象は翌年まで続いたため、米国東部の農民たちは西部の開拓地へ移住していきました。


これが米国の西部開拓の契機の一つとなったとも言われています。


まさに巨大噴火は間接的に文明史を変えてしまうのです。



ヨーロッパで見られた異常に赤い夕焼け


同じ頃、ヨーロッパ大陸でも冷夏が襲っていました。


英国やスイスでは夏にもかかわらず冷たい雨が降り続き、数百年間で最低の平均気温を記録しました。


この数年のあいだ、ヨーロッパで見られる夕焼けは異常に赤い色をしていました。


この現象は、タンボラ火山から飛来したごく細粒の火山灰と硫酸ミストが、空の青い色を吸収したために起きたものです。


成層圏にまき散らされた火山灰は地球を周回し、何年も地上に降りてきません。


その間、太陽光が遮られるため、長いあいだ異常低温が続き、深紅の夕焼けが見られたのです。



約7000年に1回の巨大噴火が日本でそろそろ起こる?


日本列島でも、巨大噴火は何十回も発生してきました。


直近の例としては、鹿児島県の沖合で7300年前に起きた鬼界カルデラの噴火があり、その前には鹿児島湾内で起きた2万9000年前の姶良カルデラの噴火が知られています。


この二つの噴火では、いずれも高温の火砕流が九州南部を焼け野原にしました。


さらに、上空へ噴き上がった火山灰は、偏西風に乗って東北地方まで飛んでいき、九州から東北まで日本全土が灰まみれになったのです。



日本列島では、最近12万年のあいだ、タンボラ火山や鬼界カルデラの噴火に匹敵するような大量のマグマが出た巨大噴火が、およそ7000年に1回ほどの頻度で起きています。


最後に起きた巨大噴火は7300年前ですので、単純計算すると次の巨大噴火はいつ起きても不思議ではないのです。


もう一つ重要なのは、巨大噴火を引き起こすカルデラ火山が、日本列島全域にはなく、九州、北海道、東北北部に集中していることです。


カルデラ火山の活動は1回だけで終わりということはなく、熊本県の阿蘇カルデラのように数万年の間を置いて4回巨大噴火を起こす例もあります。


今後も過去に起きたカルデラ火山で再び巨大噴火が起こる可能性は高いのです。



巨大噴火は突然始まるものではなく、前兆となる中小規模の噴火が立て続けに発生し、最後に巨大噴火を引き起こします。


中小規模の噴火は日本でも頻繁に起こりますが、巨大噴火の頻度は低いです。


しかし、日本でもいつかは必ず起こるのです。


現在、日本列島では中小規模の噴火や火山性地震など度々起きていてマグマの活動は活発になっています。


その後、規模の大きな噴火へ移行する可能性は十分にあり得ることなのです。


九州で超巨大噴火が起きると人口1000万人が一瞬にしてゼロになり、1億人以上の人々が生活を失う! - 南海トラフ地震警戒情報