南海トラフ地震警戒情報

自ら四国沿岸部へ移住し南海トラフ地震の観測、研究をしています。南海トラフをはじめ、その他の巨大地震などを潮位、地殻変動、マグマ、火山活動や静穏化現象などの様々な異常を総合判断し、警告します。 ※人的被害を減らすのが目的で、予言などではありません。


南海トラフ巨大地震にどのように備えるか?『crocs』が役に立つ?

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東日本大震災よりも恐ろしい南海トラフ巨大地震


「津波は怖い」というざっくりとしたイメージしかなかった現代の日本人に、東日本大震災の大津波は、その恐ろしさを実際に人々に思い知らしめました。


南海トラフ巨大地震が発生すると、我々が目にした東日本大震災の大津波と同等、もしくはそれ以上の大津波が押し寄せてくるのです。


さらに、東日本大震災では地震発生から津波が押し寄せてくるまで、数十分程度の時間がありました。


しかし、南海トラフ巨大地震の場合は、震源域が内陸部にかかっているため、各地で10分以内で津波が押し寄せてしまいます。


地域によっては、まだ地震の揺れが収まっていない内に津波が沿岸に到達するところもあります。



南海トラフ巨大地震では、最悪の場合、全国で32万人の死者がでるとされています。


東日本大震災よりも強烈で長い揺れ、そして大規模な津波が襲うとされている南海トラフ巨大地震から、私たちはどのように身を守ればいいのでしょうか?



一番の対策は安全なところに住むこと


当然のことですが、一番の対策は比較的安全な場所に住むということです。


何も県外まで引っ越すことまで考える必要はありません。


どこに引っ越そうが地震に襲われる可能性は少なくともあります。


例えば、津波が届かない地域や高台に引っ越すだけでも有効ですし、その際もなるべく「防火地域」を選ぶなどすれば火災のリスクも減らすことができます。



江戸時代の人たちは特に地震についての意識が高かったと考えられます。


というのも、そもそも危険なところに集落をつくらないようにしていたからです。


しかし、戦後にどんどん町を広げていったために、危険な地域に人々が住むようになりました。


東日本大震災による被害も、戦後に広げた町に被害が集中していると言われているのです。


「安全な場所で生活をする」
これに勝る災害対策はありません。



建物の耐震化


次に有効なのは、建物の耐震化です。


地震発生後に襲ってくる津波からなるべくスムーズに避難するためにも、耐震化は重要です。


耐震化しても必ず倒壊しないというわけではありません。


建物を守るのではなく、命を守ることが本来の目的です。


頑丈な建物も倒れてしまうほど強烈な揺れでも、倒壊してしまう前に避難をする時間を稼ぐというのが目的なのです。


耐震構造の建物でも、初めの揺れには耐えれても、繰り返す余震などで倒れてしまう可能性も十分にあり得ます。


しかし、初めの揺れにさえ耐えることができていれば、そこに住む人は避難することができるのです。



家具や家電などの固定


耐震化と同じくらい重要な対策は家具の固定です。


耐震化して建物が揺れに耐えることができても、家具が倒れてきたりすればケガをしてしまう可能性が高いですし、ケガをしなくても逃げ遅れる可能性があります。


さらに家具や家電は固定したとしてもドアが開いて中身や引き出しが飛んできたり、散乱したりします。


ドアが勝手に開かないようにするという対策もやっておかないと、やはりケガや逃げ遅れる可能性は高まります。



その他には、寝室になるべく物を置かないようにする、もしくは危ない物は遠ざけるなどの対策。


また、2階で寝るようにすればもし建物が潰れてしまっても助かる可能性が高まります。



避難場所・避難経路の確認


揺れが収まると次に考えなければならないのが「避難」です。


揺れが収まってから、避難しなければいけないと頭でわかっていても、実際に適切な行動をとることは非常に難しいです。


地震に襲われてから、津波がくるかもしれない、もしくは再び強い揺れが襲ってくるかもしれない、火災が広がって逃げ場を失うかもしれない。


一刻も早く避難しなければいけない状況の中、ハザードマップを開き、どこが安全か、そしてどのような経路で行くのが最適なのかなんて確認する暇はありません。


混乱した状態のなか、瞬時に判断してそこへ避難しなくてはいけません。


そしてその判断が間違っていた人が数多く地震や津波、火災、土砂崩れなどの犠牲になってきました。



事前に安全な避難場所と安全な避難経路を確認しておけば、混乱していたとしても、どこに行けばいいのか目標があらかじめ定まっているので、瞬時に判断ができ、間違った行動を取らずに避難することができます。


また、地震はいつどこにいるときに起きるかわかりませんので、あらゆる場面を想定して、その時の避難場所、経路を確認しておくことが必要です。


家にいるとき、職場にいるとき、その他よく行く場所やよく通る道それぞれの場面で避難場所を決めておきましょう。


探すのは大変かも知れませんが、一度決めてしまえば定期的に再確認するだけですので、ぜひ確認しておくようにしてください。



おすすめなのは、決めた場所へ実際に歩いてみることです。


時間がなければ車で回ってみてもいいですし、Google マップの「ストリートビュー」という機能を活用するのも確認作業としては有効です。



防災用品、食料品などの備蓄


最後は防災用品や食料品などの備蓄です。


食料品、飲料水などは南海トラフ巨大地震の場合、最低1週間分は必要だとされています。


飲料水はペットボトルを多めに買い、回転させながら日常で使う「ローリングストック」がおすすめです。


もしくは、現在のウォーターサーバーは災害のことも考えて作られていますので、補充用の水を多めに置いておくことで非常用の水としても使えます。


よく飲む家庭ではウォーターサーバーの使用もおすすめです。



また、カゴメの野菜ジュースなどは賞味期限がかなり長く栄養もとれるため災害用の備蓄としては最適です。


災害用の食料品は現在、様々な便利なものが販売していますので、一度お店に足を運んでみると良いでしょう。



地震発生時にすぐに逃げるために、いま街で履いている人を見ないことがないというまで人気となった「crocs」というスリッパは便利です。


さっと履いて外にでられるだけでなく、底はある程度厚くできており、踵を固定していざというときには走ることもできます。


玄関や、非常出口に一つ置いておくと役に立つかもしれません。



また、室内で普段からスリッパを履くようにすると震災時に役に立ちます。


大地震の時に慌てて外に出て、ガラス片や散乱した食器などを踏んで気付いたら足が血だらけという事例はかなり多いです。


そんなときにスリッパを履いていれば、ガラス片なとを踏んでもケガをしなくて済みます。


先ほどの「crocs」を室内で履くようにすれば、震災時に避難したあとも外履きとして使えるので、いいかもしれません。