南海トラフ地震警戒情報

自ら四国沿岸部へ移住し南海トラフ地震の観測、研究をしています。南海トラフをはじめ、その他の巨大地震などを潮位、地殻変動、マグマ、火山活動や静穏化現象などの様々な異常を総合判断し、警告します。 ※人的被害を減らすのが目的で、予言などではありません。


地球科学の革命と呼ばれた「プレート・テクトニクス」

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プレート説による地球科学の革命


地球の表面の7割は海で、残りの3割は陸から構成されていますが、いずれもプレートと呼ばれる厚い板で覆われていることがわかりました。


海の底は「海洋プレート」、陸は「大陸プレート」という岩板で、いずれもできているのです。


大陸移動説から発展したプレート・テクトニクスは、地球上の数多くの事実を見事に解明しました。


プレートという見方を持ち込むことで、地震や噴火などのまったく別のもののように見えるさまざまな現象を、シンプルに解釈することが可能になったのです。


そしてプレート・テクトニクスは地学の基本的な考え方となったのです。



地球の表面は10枚ほどのプレートに覆われています。


これらのプレートが横に動くために、プレートが接する場所ではプレートどうしが衝突したり、またすれ違ったりします。

そして、一つのプレートが別のプレートの下に沈み込むという運動によって、地球上では地震や火山の噴火が頻繁に起きます。


さらに、ヒマラヤ山脈やアルプス山脈など、地球表面を構成する主要な地形の成因も解明されたのです。



プレートはどのように移動しているのか?


プレートが誕生するところでは、プレートをつくる材料自体が有り余っているため、プレートを横へ押し広げていきます。


一方、大陸の縁に沈み込むプレートには、下から引っ張り込む力が働いています。


この2つの力が合わさって、プレートは何億年という長い時間をゆっくりと横へ移動するのです。


このような力をたえず受けているため、沈み込むプレートは、その力に耐えきれず跳ねることがあります。


これが南海トラフ地震などの海溝型巨大地震のメカニズムだと考えられています。


山脈を形成する


プレートは大陸上に山脈をも形成します。


たとえばヒマラヤ山脈もエベレスト山も、プレートの衝突によってできたものだと考えられるのです。


インド亜大陸は今でも年に数センチずつ北に動き続けているため、ヒマラヤ、カラコルム、パミール、ヒンドゥークシの各山脈では、隆起によって現在も山が形成されていると言われています。


また、ヨーロッパでも同じような現象が起きており、アルプス山脈もまたプレート運動によってできたものなのです。


具体的いうと、アフリカ大陸がユーラシア大陸にゆっくりと衝突し、押し続けることによって巨大な隆起地形が作られたのです。



また、ヨーロッパ大陸の下へ沈み込んだアフリカ大陸によって、プレート境界で地震が起き、活火山の噴火が起きています。


たとえば、イタリアやギリシアで起こる地震や噴火は、こうしたプレート沈み込み運動のあらわれです。


新生代以後に見られるさまざまな地形には、たとえば巨大な山脈や河川など、地理上の知識としてお馴染みのものが多くありますが、それらが形成された成因は長い間、うまく説明することができませんでした。


そこに、プレートという見方を持ち込むことで、地殻の変動にまつわる多様な現象をシンプルに解釈することが可能となりました。


何千万年にもわたるプレート運動は、それぞれの時代に特有の証拠を残してきました。


地層に残されたその証拠をかき集めることで地質学者は地球の歴史を推理してきました。


こうしてプレート・テクトニクスから、地球上のさまざまな大地形ができる成因が、具体的に解明されました。