南海トラフ地震警戒情報

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熊本地方でM4.4(震度5弱)、岩手沖でM5.7(震度4)の地震発生

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熊本県熊本地方で震度5弱(M4.4)


1月26日、14時16分、熊本県熊本地方で震度5弱を観測する地震が発生しました。


地震の規模を表すマグニチュードは4.4で、深さは約10km。



沖縄地方、九州地方でのマグマの活発化に伴って、やはり地震活動も活発になってきていることが明らかです。


規模だけを見るとM4.4と決して大きいとは言えませんが、前回同様、内陸で発生する直下地震で、さらに震源が浅く、地盤が弱いという条件で発生しているため地表で観測される揺れは大きなものになっています。


M5.5程度の中規模地震でも震度6弱~6強という人が立っているのが困難な程の揺れになると考えられます。


M5クラスの地震はM6と比べても発生頻度はかなり高く、活動が活発になっている九州地方においては特に今後十分に起こる可能性は高いと考えられます。


そのため、規模を示すマグニチュードが大きくないからと安心はできないです。


また、熊本地方の地震はこのように地表で観測される揺れが大きくなったことから、ニュースなどでも報道され、比較的目立っていますが、沖縄地方~九州地方では同程度の規模の地震が頻発しており、また、火山活動や地殻変動でも異常な動きを見せています。


最近の気象庁のデータを見ても、鹿児島県の沖合、種子島南東沖や薩摩半島西方沖、そして沖縄本島近海や奄美大島近海などでも同程度の地震が複数発生しています。


今後、少なくとも1年以上はこのような地震、火山活動の活発化は続くと推定されます。


その後マグマの活動が北上していくと考えると、中四国地方や近畿などでも同じように地震が頻発してくる可能性が考えられます。


熊本、大分、宮崎などで見られたと報告した地殻変動については、現在でも度々見られており、今年から来年にかけて日向灘での活動の可能性も視野に入れて定期的に調査をしていかないといけません。



岩手県沖で震度4の地震発生(M5.7)


同じく26日、17時23分頃に岩手県沖で震度4を観測する地震が発生しました。


地震の規模を示すマグニチュードは5.7と比較的大きく、深度は30km、沖合で発生しましたが津波の発生はありませんでした。



地表で観測される揺れが熊本地方と比べて震度4と小さく、よくある地震の一つに片づけられがちですが、その規模を示すマグニチュードはM5.7と熊本地方で発生した地震よりもマグニチュードがM1以上大きいです。


地震の規模はマグニチュードがひとつ大きくなると、そのエネルギーは32倍にも増えます。


わかりやすく言うと、
今回、熊本地方で発生した地震×32回分の地震が岩手県沖で発生しているということになります。


それなのにラジオやニュースでは、地表での揺れが大きかった、熊本地方での地震の方を優先的に報道しているため岩手県沖の地震はそれに埋もれてしまい目立たなくなってしまっています。


M5.7という一つの数字で見ると実感がわかないと思いますが、例えばM4.7の地震が連続して32回発生したとすると、かなり異常に見えるはずです。


しかし、地震のエネルギーはどちらも同じなのです。


九州地方では、マグマの活動や火山活動、地殻変動など様々な異常が重なっていますが、単純に地震のエネルギーだけで考えると、誘発地震が起こる可能性は熊本地方の地震の約32倍と考えることができます。



さらに東北地方では、東日本大震災以降地震活動の活発期に入っており、それが数十年は続くだろうと言われています。


今回の岩手県沖での地震は、青森県寄りで発生しており青森、岩手の両県で最大震度を観測しています。


この領域は過去のデータから見ても地震活動は活発で、今後、北海道南部沖や青森県沖を含む広い範囲で誘発地震の発生が危惧されます。


また、過去の活動記録を見るとこの領域ではM7クラスの地震が繰り返し発生しているため、この種類の地震活動についても注視して調査していく必要があります。


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