南海トラフ地震警戒情報

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地震保険の鑑定手順と保険金がでるまでの流れ

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保険金がでるまでの流れ


地震が起きて損害が発生したら、契約者はまず契約先の保険会社に保険金の申請を行います。


すると、保険会社は損害保険登録鑑定人という人に損害の状況の鑑定を依頼します。


この鑑定人が、「全損」「大半損」などといった各戸の損害の度合いを決めることになります。



鑑定人は契約者の家を訪ね、鑑定を行います。
そして結果を資料にまとめ、保険会社に伝えます。


この結果を受けて保険会社は契約者に保険金を支払うかどうか、支払い区分をどれにするかを決め、保険金を支払います。


請求から支払いまで法律上30日以内に行うことになっていますが、多くは1週間程度で迅速に処理されています。



鑑定人ってどんな人?


鑑定人は、損害を確認するための第三者の調査員で、大抵は保険会社から委託されている調査員です。


日本損害保険協会で「損害保険登録鑑定人」認定試験というものが行われていますが、べつにこの試験に合格しなくても鑑定人になることはできます。


しかし保険会社から委託を受ける鑑定人は、この試験の合格者であることが多いようです。



鑑定の手順


鑑定人が主に確認するのは、外壁・基礎・屋根・軸組みの4点です。


まずは建物の外壁と基礎の部分を目視でチェックします。


どの程度の損害を受けているのか、建物の周囲を回りながら見ていきます。


その後、必要であれば屋根や内壁、柱の損傷も確認します。


しかし、鑑定人によって鑑定結果が異なる可能性があります。
それを防ぐために地震保険では、鑑定結果に不公平が生じないよう、鑑定項目や認定の基準などが決まっています。


つまり、鑑定人はマニュアルにしたがってチェックしていくことになっています。



保険会社と鑑定人の利害関係


鑑定人は基本的には保険会社の委託を受けて鑑定をします。
そして、マニュアルに沿って損害の程度を調べます。


委託されているということは、保険会社とは別組織の人ということで、さらにマニュアルがあるため公平に審査をしてくれると思われるでしょう。



しかし、別組織とはいっても、報酬は委託先の保険会社からもらっています。


そして、保険会社の本音としては、できるだけ保険金の支払いは抑えたいと思っています。
地震保険の保険金は再保証会社がその多くを支払うのですが、保険会社としてはやはり支払額は低くおさえたいと思っているのです。


そうなると、委託された側の鑑定人としては、保険会社の意向を汲もうと行動します。


つまり、なるべく保険金を支払わなくて済むような鑑定結果を保険会社に提出してしまうということです。



地震保険は国が関与する公的な保険という側面もありますが、残念ながら、こうした企業の思惑もからんでしまうというのが実情です。


保険会社の意向に沿わず、公平な立場で鑑定を行い、報告していた鑑定会社が保険会社からの委託契約を打ち切られたという話も実際にあります。



正しく調査してくれる被災調査人


地震による損害は、目に見えて確実に損壊していれば誰にでも判断できますし、そういう損害は鑑定人も見逃しませんし、保険会社も躊躇なく保険金を支払います。


しかし、地震による損害は大きなものだけではありません。

例えば、地震によって外壁に数センチのひびが生じたという場合では、こうした小さな損害は、マニュアルにしたがって査定する鑑定人も見逃す可能性は大いにあります。


言い方は悪くなりますが、契約者が知らないことをいいことに、わざと見逃す鑑定人も少なからずいます。



鑑定人の鑑定結果に納得できない場合、再鑑定を依頼することができます。


その場合、保険会社に再鑑定の依頼を連絡するか、日本損害保険協会の相談室に問い合わせます。



しかし、建物に関する知識も、保険に関する知識もない一般の人では、再鑑定を依頼しても、鑑定人にうまいこと言いくるめられてしまうことにもなりかねません。


鑑定人としても、一度下した鑑定結果には自信を持っていることもあり、保険会社とつながった鑑定人が再鑑定をしたとしても、そうそうもとの鑑定をくつがえすことはできないことが多いです。



そんなときに、頼りになるのが「被災調査会社」です。


被災調査会社は、地震保険などの知識に長けており、保険会社ではなく契約者側の側に立って調査をしてくれる存在です。



こうした、保険会社寄りではない調査会社を探すのも、実は難しいです。


インターネットで検索すれば、第三者の立場で調査あるいは再調査をしてくれる会社や調査人は、ある程度ヒットします。


しかしインターネットの情報だけでは、本当に親身になって相談に乗ってくれるかは不透明な部分があります。


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