南海トラフ地震警戒情報

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九州最大の津波が襲う宮崎県の絶望的な光景

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九州最大の津波被害


九州東南部に位置する宮崎県は、農業産出額が年に3500億円以上で国内5位を誇ります。


そんな中、県東部の6市町は、東南海・南海地震で大きな地震災害が生じる恐れがあり、「東南海・南海地震防災対策推進地域」に指定されています。


1707年の宝永地震では延岡や宮崎などで十数人の死者を出し、1946年の昭和南海地震では2メートル近い高さの津波が押し寄せ、家屋半壊、船舶の流出損壊、家屋浸水などの被害が生じました。



この宮崎県も大分県と同じく、日向灘での地震・津波リスクが大きいです。


日向灘では今後30年以内にM7.1前後の地震が70~80%の確率で発生するとされています。
さらにそれより大きな規模の地震が10%の確率で発生するとされています。



東南海・南海地震により防波堤などが破壊され津波を防ぐことができなかった場合、特に延岡市や門川町で大きな被害が発生し、死者670人、重傷者870人、全壊家屋が約5200棟になると予想されています。


また、防波堤が上手く機能したとしても、死者350人の被害が予想されます。



宮崎大学の研究グループによると、東海・東南海・南海地震、それに日向灘地震の4つの地震が連動しておきた場合、津波は沿岸部だけでなく、市の中心部にある県庁や宮崎市役所にまで達するといいます。


シミュレーションでは、地震発生から20分で津波が県沿岸部に到達し、そこから5分で高さ9メートルに及ぶ巨大津波が日南市から延岡市にかけて襲います。


さらにその5分後には6メートルの津波が宮崎市を襲い、宮崎港、宮崎空港を一瞬で浸水させます。


その後、県庁や市役所が次々と浸水していく結果となっています。



宮崎県での津波痕跡調査(2010年)


宮崎港湾・空港整備事務所が出した調査書には、津波の痕跡から推測される過去の津波被害の状況が記されています。



県内で最も大きな津波被害があったのは1662年10月に日向灘沖を震源に、起こったM7.6の地震で、この時、高さ4~5メートルの津波が宮崎県から鹿児島県にかけて襲来し、延岡、高鍋、佐土原、飫肥の各城下町で被害があり、死者多数、潰家3800戸と記録されています。


内閣府は南海トラフ巨大地震の被害想定で、それらを遥かに上回る発表をしています。


その津波の高さは、串間市で九州最大となる17メートル、宮崎市が16メートル、日向市で15メートル、延岡市が14メートルとなっています。



そうした津波が日向灘に向かって押し寄せると、五ヶ瀬川、耳川、一ツ瀬川、大淀川などの川に沿って逆流し、両側の農地を壊滅させる可能性があります。


日向灘との4連動地震になると、地震発生から約30分で津波が襲いかかります。


どの町も津波が襲い、化学工場もタンクや配管が破壊され化学物質で汚染され、町は壊滅に近い状態になるかもしれません。


特に宮崎県では農業で生計を立てる者にとってはまさに絶望的な被害になることが予想されます。