南海トラフ地震警戒情報

自ら四国沿岸部へ移住し南海トラフ地震の観測、研究をしています。南海トラフをはじめ、その他の巨大地震などを潮位、地殻変動、マグマ、火山活動や静穏化現象などの様々な異常を総合判断し、警告します。 ※人的被害を減らすのが目的で、予言などではありません。


日向灘南部沖と南海トラフ巨大地震の連動で想定外の被害に

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日向灘の歴史


大分県東部の12市町村は、東南海・南海地震で著しい地震災害が生じる恐れがあり、「東南海・南海地震防災対策推進地域」に指定されています。


1854年の安政南海地震では、死者18人、家屋全壊4500棟以上という記録があり、昭和南海地震でも死者が4人出ています。


こうした南海地震に加えて、大分には日向灘での地震という不安もあります。



東北地方太平洋沖地震では、震源付近となる宮城県沖の海底が、東南東に向かって約24メートル移動していました。


これまで日本海溝は、常に滑っている状態で少しずつ動いており、地震となるエネルギーをため込むことはないと考えられてきました。


しかし、約600年~約1000年かけてため込んだエネルギーが解放されたのが、このM9.1の東日本大震災でした。



東海・東南海・南海地震においても、その長さが駿河湾から日向灘までの約700キロ、幅は200キロと推定できていますが、どれだけのエネルギーが解放されるのかは起こってみなければわかりません。


日向灘での地震は、日向灘北部から豊後水道で発生しており、M7以上の場合には津波も発生しています。
1769年の日向灘北部から豊後水道にかけての地震では、多くの家屋が全壊しました。


過去に大分を津波が襲った地震には以下のようなものがあります。


・1769年 日向灘、豊後地震(M7)
・1854年 伊予西部地震(M7.5)
・1941年 日向灘地震(M7.2)
・1968年 日向灘地震(M7.5)
・1984年 日向灘地震(M7.1)



巨大津波の痕跡


大分県では2011年に佐伯市で巨大津波の痕跡が見つかっています。


これは1707年に発生した宝永地震によるものだと考えられ、その津波の規模は11.5メートルと推定されています。


この歴史は、今後九州の太平洋岸を大津波が襲う可能性を示しています。


2012年に内閣府が発表したM9.1の南海トラフ巨大地震での津波想定は、佐伯市で15メートル大分市でも9メートルとなっています。



日向灘南部沖地震


もう一つ懸念されるのが、日向灘南部沖にある空白域です。


九州付近での火山活動活発化は、この地震の予兆である可能性が高く、万が一この空白域で大規模な地震が発生した場合、M8.7という巨大地震になる可能性が指摘されています。


日向灘南部沖にはかなりのエネルギーがため込まれていると考えられており、それが南海トラフ巨大地震と連動した場合、内閣府が発表している被害想定をはるかに超える被害が生じる可能性も考えられるのです。