南海トラフ地震警戒情報

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東北地方太平洋沖地震の前に見られた前兆現象!東日本大震災は本当に想定外だったのか?

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2011年3月11日に発生したマグニチュード9.0の超巨大地震、東北地方太平洋沖地震は、テレビのニュースでも大々的に「想定外」であると発表されました。


また、その後の福島第一原発の事故でも「想定外」という言葉が頻繁に使われました。


しかし、様々な事実が明らかになっていくにつれて、この地震は決して想定外ではなかったということがわかってきたのです。




過去にも同じ大津波を引き起こしていた


869年の貞観地震は、この東日本大震災と同程度の巨大津波を引き起こしたと考えられています。


この貞観地震の5年程前には、富士山での大噴火があり、地震発生後には鳥海山も噴火しました。


さらに878年には、神奈川県で大地震が発生し、それからさらに9年後の887年には南海トラフ巨大地震が発生しています。



この南海トラフ巨大地震も、富士山の大噴火も近い将来起こるとされています。


それなのに東北沖では、貞観地震のような巨大地震津波が発生するとは言われていませんでした。


過去に同程度の地震、津波が発生しているということは、地震は繰り返し発生するという事実を否定しない限りは「想定外」という結論に至らないはずなのです。



小さい地震が多いと、大きな地震も増える


地震現象にはGR則と呼ばれるものがあり、実は、大きな地震と小さな地震の発生数の割合は一定であるということがわかっています。


地震は小規模なものだけが発生する、あるいは大地震だけが発生するということはなく、基本的に大地震と小地震の発生する比率は常に一定になります。



例えば、小さな地震が10倍発生したとなれば、必然的に大きな地震も今後10倍の回数になると推測することができるのです。



東日本大震災の後、首都直下型地震の発生する確率は30年以内に70%であったのが、4年以内に70%になったと発表されました。


これは、特別首都圏で異常現象が観測されたわけではなく、「3.11」以降に地震発生数が7倍以上となったため、大きな地震の発生確率も7倍以上になるはず、という根拠から発表されたものです。



東北地方太平洋沖地震で見られた前兆現象


この地震が発生する前、海の潮が満ち引きするように個体である地球も潮汐力によって、わずかに形を変えていました。


それまで地球潮汐とは無関係に発生していた地震が東北地方太平洋沖地震発生の約10年前から、地球潮汐の動きに連動するようになっていました。



また、GPS観測から得られる電離層の全電子数の異常が、本震の約一時間前から震源域全体で見られたとする報告がありました。



そのほか、前震活動の異常やスロースリップ、地殻変動の異常など多数の異常が報告されていたのです。



過去の三陸沖地震の前兆は?


東日本大震災同様、大津波による被害のあった明治三陸地震や昭和三陸地震では、様々な前兆現象があったとされています。



まず、井戸水の異常が多数報告されていました。



具体的には井戸水の水位の低下やにごりです。


現在では井戸水を使っている家庭はほぼありませんが、大船渡市にあるお寺では昔から井戸水を使い続けています。


ここでは2011年2月頃から急にポンプで水が汲み上げられなくなったといいます。



その他にも地下水を使用している三陸地方の温泉では、大地震発生の3ヶ月前から水位と水温の両方が大きく低下していました。


それよりもっと前の記録を見てみると、記録に残っている限り、水位と水温が同時に低下したのはこのときだけだったことや、この温泉の**源泉が地下2000mと深いため、


井戸の水位を変化させる雨などの影響を直接受けにくい**ということ等から「東北地方太平洋沖地震の前兆現象」であった可能性が高いと考えられています。



これらの調査から、明治三陸地震、昭和三陸地震、東北地方太平洋沖地震すべてで地下水の異常があったことが示されたことになります。


この領域での大津波を伴う地震に関しては、地下水の観測が有効な手段の一つではないかと考えることもできます。