南海トラフ地震警戒情報

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震災で命をとりとめたら次にすること

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地震が発生し、命はとりとめましたが、その後どうすればいいのか、その行動しだいで二次災害のリスクや混乱を少しでも減らすことができます。



避難場所を探す


大地震が発生した後、家やその地域に危険がある場合には、一時的に避難所へ避難することになります。


避難場所の種類


避難場所は大きく三種類にわかれます。
一つ目は、一時的に避難するところで、震災直後に集まる安全な場所です。


主に学校のグラウンドや神社、公園などが多いです。



二つ目は、「避難所・二次避難所」で、家屋の倒壊や焼失などで自宅での生活が困難になった人たちを一定期間受け入れる場所のことをいいます。



主に学校や公民館などが利用されます。



三つ目は、広域避難所といって、延焼火災やその他の危険から生命を保護するために必要な広い面積が確保できる避難場所のことで、主に大規模な公園や広場などになります。



避難場所までのルートを確認


大地震の際は基本的に、まず皆で声を掛け合い「一時避難場所」へ集合し、初期の対応を行います。

その後、状況によって、延焼火災があればいったん「広域避難所」へ、なければ直接「避難所」へ避難することになります。


さらに広域避難所や避難所へ行くまでのルートを事前に確認しておく必要があります。


阪神淡路大震災のときも、本震で崩れなかった塀や家屋が余震で崩れ、避難しようとしている人たちがその途中で被災したというケースもあります。


なるべく、木造家屋が密集している地域を通り抜けるような道は避け、できるだけ広い道を通るようにします。


安全な道順を事前に確認しておくことは重要な備えとなります。



ブレーカー、ガスの元栓に注意!


阪神淡路大震災では、電気の復旧に伴って、切れたコードや壊れた家電製品から発生する「通電火災」が問題となりました。


出火原因が判明した火災231件のうち、この通電火災によるものが85件もあったのです。


しかし、この阪神淡路大震災を教訓に、新潟県中越地震では、住民がブレーカーを落として避難したことや、電力会社が復旧の際にブレーカーを落としているか住人に確認しながら慎重に復旧を進めたため通電火災は一件も起きませんでした。



さらに新潟県中越地震では、ブレーカーだけでなくガスの元栓を閉めることや、プロパンガスが倒れないようにくくりつけることなど、皆で声を掛け合って確認していた為、地震による火災はわずか9件で収まりました。



家族との連絡方法と集合場所


まずは、家族が別々の場所にいるときに地震が起きた場合、どうやって連絡をとるか、どこに集合するのかを事前に決めておくのも重要な防災対策のひとつです。


新潟県中越地震や阪神淡路大震災の際には、数十回かけてやっと一回の割合でしか電話がかかりませんでした。
東日本大震災では、地震発生とほぼ同時に電話が一切つながらなくなりました。


大地震の際は、まず電話は使えなくなると考えて対策を立てないといけません。



災害用伝言ダイヤルが有効


大地震の後、一番知りたい情報は、家族の安否です。
震災時は電話がいっせいに発信されるために通話規制が行われ、通じにくくなります。


唯一通じたのは規制対象外である公衆電話だけでした。
しかし、阪神淡路大震災のときはコインの回収が間に合わず、多くの公衆電話がすぐに利用できなくなってしまいました。



そのことを教訓にNTTでは災害規模や状況に応じて、公衆電話および仮設電話を無料にすることにしています。


NTTが提供する災害用伝言ダイヤル「171」は、原則として電話が通じにくくなる災害が発生したときに、キーとなる電話番号を介して安否を登録(録音)したり確認(再生)したりするサービスです。



使用料無料、48時間保存


発信場所からキーとなる番号(自宅の番号など)までの通話料はかかりますが、使用料は無料で、48時間伝言を残しておくことができます。


また、このサービスは災害地域を対象としたものなので、キーとなる電話番号は地域が特定できるように固定電話でなければいけません。


しかし、伝言の録音や再生などは携帯電話からでも行うことができます。



なお、「171」は800万コールしか受付できないため、大都市で災害が発生した場合や、重大な被害が想定される南海トラフ巨大地震などではパンクしてしまう場合も考えられます。


なるべく不要な録音は控え、日頃から家族でこれをどう効率よく使うのかを話し合っておきましょう。



携帯で利用できる「災害用伝言


ドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイルなどでも同様のサービスがあります。


閲覧や確認はどの携帯電話会社からでも利用でき、各社では、地震発生後30分以内にサービスを開始できる体制を整えています。


こういったサービスを利用するためにも、いざというときのためにスマートフォンと一緒に常にモバイルバッテリーを持ち歩きたいです。



また、このサービスは自分の安否を知らせたい家族や友人のメールアドレスを前もって設定しておくと、そのアドレスに自動的にメールが届きます。
実際に地震が起きたときに、家族の番号やアドレスを忘れていたりすると困りますし、いちいち入力するのも面倒ですので事前に設定しておくと便利です。



「171」のすれちがい


すれちがいとはどういうことでしょうか?

例えば大地震が発生しても、何も被害を受けていないという人は意外にたくさんいます。


しかし、こうした人たちはたいがい「171」に「無事です、ご心配なく」という自分の無事をメッセージに残したりしないという問題があります。


被災地域の外に住んでいる人には、災害のニュースだけが伝わり、自分の知り合いや家族が無事かどうかは電話が繋がらないためわからない状況にあります。


新潟県中越地震を例にとると、無事だった当人はメッセージは残さず、その人の電話番号を対象にした「171」には、「大丈夫ですか?」というメッセージだけがたくさんたまってしまったという現実がありました。


「171」の受付数は無限ではありませんこで、このような無駄な録音をなるべくさけるためには、何も被害がない人たちが積極的に「171」を活用しなければいけません。