南海トラフ地震警戒情報

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まず「水・食料」は間違い!防災対策の優先順位とは?

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防災対策はしていますでしょうか? もちろん防災対策も完璧にしようと思えば結構お金もかかりますので、徐々に進めていく人もいると思います。


そんな方は特に今回紹介します防災対策の「優先順位」通りに対策を進めて頂きたいです。



さらに「防災対策はバッチリだ」という人でも、案外抜かっていることが多いこともありますので、今一度確認してほしいと思います。




最優先の対策とは?


例えば、水や食料、ラジオや寝袋など必要なものをすべて非常袋に入れて、それだけで備えが完璧と言えるでしょうか?



二階や、家具が倒れてきて下敷きになったときにその非常袋は役に立ちますか?


この非常袋は災害が発生した後の準備に過ぎないのです。



地震の死因は建物の倒壊や家具の転倒


阪神淡路大震災では、亡くなった人のほとんどが建物の倒壊や家具の転倒が原因でした。


火災も多く発生しましたが、検死によるとその死者の8割以上が地震発生後15分以内に死亡しているため、火災が原因ではなく建物や家具などが原因だと考えられます。



地震による火災は怖いですが、建物さえ倒壊しなければ延焼火災の発生数は大幅に減少します。


また仮に出火しても初期消火がしやすいです。



阪神淡路大震災の場合、初期消火をすべき人々が家屋の倒壊で下敷きになってしまい、また、近隣の人々が消火より下敷きとなった人の救出を優先せざるを得なかったことや、


倒壊家屋にはばまれて市民も消防隊も現場に近づくことができなかったことなどが被害を拡大させたとされています。



最優先は家の倒壊を防ぐこと


つまり防災対策で最優先しないといけないのは、地震が起きたその瞬間に生き残る対策です。



倒壊を防ぐこと、家具を倒さないようにすることが最優先にしなければいけない対策なのです。



生活パターンで考える


仮に地震に襲われるとして、それが何曜日の何時に起きるのか、どこにいるときに、誰と一緒にいるのか、季節やその日の天気、服装や健康状態などによって準備しておくべき内容が変わってきます。



そういった事も全て考慮しなければ、完璧とは言えません。



平日、休日、昼、夜など、普段の自分の行動パターンを細かく紙に書き出すと、どのような備えが必要かがわかりやすくなります。



そして、実際に日常生活を送るなかでもどうすればいいのかを毎日考える必要はありませんが、なるべく定期的に確認します。



例えば、
真冬の3時に地震がきたらどうなるだろうか。


真夏の午後1時だったらどうなのか?


会社のデスクにいる場合、周りに安全な場所はあるだろうか?


危ない家具や家電等はないか?


連絡手段はあるのか?



一ヶ月、二ヶ月かかってもいいので、自分の行動パターンと備えをすべて紙に書いて残しておきましょう。


それを定期的に確認し、その際に修正があれば少しずつ修正していきます。



家の倒壊を防ぐためには?


たいていの人は、最も滞在時間の長いのは自宅だと思います。



ですので、まずは家が倒れないようにできる対策がないかを考えないといけません。



では地震の際に建物がなぜ倒れるのかを考えてみましょう。



建物と揺れの関係


実は地震の際、揺れている地盤と建物の揺れの相性が合ってしまうことで通常より大きく揺れ、倒壊する危険性が高まることがあります。



そして、大きく揺れると、建物の中で揺れに耐えられない部分がでてきます。


例えば、一本の直線部分、柱や梁は揺れたからといってポキッと折れてしまうことは少ないですが、


それらのつなぎ目が緩んだり、歪んだりすると、そこをきっかけに倒壊してしまうことになります。



倒れやすい家をどうやって見分ければいいのか?


まずは、その家がいつ建ったのかを確認します。


建築基準法の改正は1971年、1981年、2000年に行われています。


81年の改正では68年の十勝沖地震や78年の宮城県沖地震で大きな被害が出たことを教訓に、大幅に見直されました。



鉄筋の本数や太さの基準を厳しくしたり、木造建築の接合部分の金具の強度を増すなど、耐えられる外力の設定を大きくしました。


このような見直しが行われた前後に建てられた家では当然安全性が違ってきます。



また「81年築」の建物でも、それ以前に建築確認を受けた建物は、旧基準で建てられていますので注意が必要です。



阪神淡路大震災の際に被害を受けた神戸市中央区の建物調査によると、71年以前に建てられた建物の3/4が小破以上の被害を受けたのに対し、


82年以降に建てられたものはほとんど被害がありませんでした。


また、一部の倒壊した建物を調査すると手抜き工事が判明したという例もありました。



地震の防災対策に完璧はあり得ませんし、手間や金銭的な限界もあります。


ポイントは、できる限り安全な方向へ近づくという考え方です。



例えば1階が潰れそうな家でしたら、できれば補強工事をしたいですが、それをするにはそれなりのまとまったお金が必要になります。


でしたら、「2階で寝る」ということだけでも危険を大幅に減らすことができます。