南海トラフ地震警戒情報

自ら四国沿岸部へ移住し南海トラフ地震の観測、研究をしています。南海トラフをはじめ、その他の巨大地震などを潮位、地殻変動、マグマ、火山活動や静穏化現象などの様々な異常を総合判断し、警告します。 ※人的被害を減らすのが目的で、予言などではありません。


地震予知に向けての新常識 プレートの沈み込みによる大地震の危険性はない

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松代群発地震の真相

松代群発地震は、長野県の松代町付近で1965年8月から1970年6月まで約5年半もの間続いた、世界的にも稀な長期間にわたる群発地震です。
震度5の地震が9回も観測され、負傷者は15人に及びました。


松代群発地震の調査チームは、この地震の再現実験を行いました。
この地震の震源付近の地下にある岩層が切れてできた断層がありました。
この大地の切れ目を通って高温のマグマや火山ガスが上昇して松代の地下の岩盤を熱したため、岩盤は風船のように膨らみながら次々と割れていったのが松代群発地震の発生の真相ではないか。と考えた調査チームは、そこを掘削し水を入れて様子を見るという再現実験を行いました。


すると、急に地震が増えました。 温泉水が岩盤の割れ目を拡げて群発地震を持続させたのではないかという調査チームの読みが的中したのです。



火山付近では活断層タイプの大きな地震は起こりにくいというのは間違い?

多くの地震学者の間では、「活発な火山の近くでは、活断層タイプの大きな地震は起こりにくい」と考えられていました。


「断層に圧力が加わり、その歪が限界に達することでエネルギーが放出されて地震が発生する」というのが昔から現在まで信じられてきた活断層型地震のメカニズムです。
このとき、岩盤の温度が高ければ高いほど地面は軟らかくなり、力が加わってもエネルギーを溜め込みにくい。 そのため、火山活動の活発なところでは活断層型の地震が起こらないと考えられていました。


しかし、火山活動活発な地域のひとつでもある熊本県で2016年に大規模な活断層型地震が発生したことにより、「いままでの常識を見直さなければならない」と地震学者達の間で言われ始めました。


松代群発地震の調査チームは、1969年頃、火山と地震は共通の原因で発生するとの結論に達していたのですが、プレート説の説得力、流行によりその重要な調査結果が埋もれてしまいました。
その結果、地震の原因はプレートによるものだということが常識となりました。

本当に地震の原因はプレートにあるのか?

約40年前、東海沖地震が「いつ起きても不思議ではない」という言葉がマスコミを通じて日本全体に広まりました。
しかし、あれから40年以上が経ちましたが、幸いにもまだ東海沖地震は発生していません。 いまでも「明日に起きてもおかしくはない」と言われ続けています。


これまで東海沖地震の予知事業にかなりの研究費用を投じてきた研究者たちは、結果がでなければその存在意義が問われるため、「もうすぐ起こる」と繰り返していますが、この40年間まったく当たりません。
まったくプレート説どおりに地震が起きてくれないのです。



阪神淡路大震災から現在に至るまで、震度7を記録した地震は、すべてプレート境界面以外で発生しています。
そして、地震が起こる度に「想定外」という言葉を多用しています。
なぜ地震が起こらないのか、なぜプレートではないのかということを一切国民に説明することはありません。



現在、一部の研究者の間で「そもそも本当に地震は、プレート活動によって起こるものなのか?」という考え方が少しずつ拡がっています。



プレート説が間違っているとは言えませんが、それを基本理念にしている限り、地震予知は不可能です。
地震は必ずプレートの衝突や、沈み込みによって起こるものだという先入観を、いったん取り除かないといけません。

熱移送説を提唱するある研究者は、この事実を2002年に論文にして発表しました。
観測ポイントの少なさなど、様々な意見や疑問が飛び交い、OKが出るまでに長い時間がかかりましたが、事実に基づいた理論が通り、その論文は日本地質学会で認められました。
これはプレート説に基づくこれまでの常識が崩れることを意味していました。



そして、南関東地域は太平洋の巨大岩盤が衝突して大地震を引き起こすという説が根底から覆され、その後の測地学審議会の建議で、南関東は観測強化地域から外されることになりました。
プレートの沈み込みによる大地震の危険性はないという結論に達し、国レベルで大きな方針変更がなされました。