南海トラフ地震警戒情報

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次に地震が発生する地域がある程度予測ができる?地震の癖がわかる「熱移送説」とは?

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ある研究者が提唱する、熱移送説という考え方によると、


次に地震が発生する可能性の高い地域や、それがだいたい何年後ぐらいに起こるのかなどがわかるといいます。



熱移送説とは?

熊本地震の発生後、ある研究者はプレート説とはまったく違った理論でその地震発生のメカニズムを解明しようとしていました。


それがこれから説明する「熱移送説」です。



熱エネルギーが地球の地核から高温の熱の通り道を通って地球の表層に運ばれ、表層を移動する先々で火山や地震の活動を起こすというものです。



火山の場合、熱エネルギーが伝わると熱のたまり場が高温化し、そこにある岩石が溶けてマグマと火山ガス生まれます。


そして高まったガス圧を主因として噴火が起こります。



地震の場合は、地下の岩層が熱で膨張して割れることにより発生しますが、熱エネルギー量が多ければ多いほど、大きな破壊が発生します。



この説では、活断層は長い時間が経過するとくっついてしまい、大きな圧力をかけてもびくともしなくなるため、活断層は自ら地震を発生させることはできないと考えられています。



高温の熱の通り道とは?


熱の通り道は、地球の外核から、南太平洋と東アフリカの2ヶ所へ出ていきます。


これは、地球の中心から表層に向かう熱の流れの本流です。


これ以外の無数の小さな支流は、隙間を見つけて地球の中を上へ上へと向かっているようです。


日本の地震や火山の噴火に関係するのは、南太平洋から太平洋の周りを流れる本流のほうです。



南太平洋から出てきた熱エネルギーは、西側へ移動し、インドネシアに到達するとわずかながら東のアメリカ側に流れるものもありますが、主に3つのルートに分かれて北上します。



1つは、インドネシアのスマトラ島から中国につながるルート



2つ目は、インドネシアからフィリピンに向かい、台湾を経由して日本に流れるルート


3つ目は、フィリピンからマリアナ諸島へ向かい、伊豆諸島を経由して伊豆方面と東北地方沿岸へ流れるルートです。



世界で起こる、過去の地震と噴火の活動をこの3つのルートと照らし合わせると、たしかにM7を超える大地震や火山の噴火活動は、ほぼそのルートに固まって発生し、その流れに沿うように北上しているのです。



地震の発生時期を予測できる可能性


この熱エネルギーは、1年に100kmの速さで移動すると考えられています。


そのため、インドネシアやフィリピンで地震や火山の噴火が起きた場合、その何年後に日本で地震や火山の噴火が起きやすくなるかをある程度予測することができます。



1965年に松代群発地震という、約5年半もの間続いた、世界的に見ても稀な長期間にわたる群発地震がありました。


当時の日本の地震学者が総力を結集して調査を行なったところ、


実は、この「熱移送説」とほぼ同様の結論に至っていたのです。



しかし、その直後に日本に紹介されたプレートテクトニクスのせいで、その調査結果がすっかり忘れ去られてしまいました。


もし、この学説が順調に発展していれば、日本の地震予知に関する状況はまったく変わっていたのかもしれません。