南海トラフ地震警戒情報

自ら四国沿岸部へ移住し南海トラフ地震の観測、研究をしています。南海トラフをはじめ、その他の巨大地震などを潮位、動物や海洋生物、ラドン濃度、電磁波ノイズ 、地殻変動、水文観測などの異常から警告します。 ※人的被害を減らすのが目的で、予言などではありません。

2018.11.15更新
最新警戒情報
Level.5:
Level.4:
Level.3:沖縄、北海道、関東、東北
Level.2:長野、大分、宮崎
Level.1:

発生率、及び推定マグニチュードから人的被害を及ぼす危険性の高いものをlevel5から順に表示しています。
※過度に心配せず減災、防災等の意識の向上にお役立て下さい。


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紀伊水道でM5.4の地震 南海トラフや中央構造線への影響は?


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平成30年11月2日

16時54分頃、紀伊水道の深さ50KM付近にてM5.4と推定される地震が発生

 

この地震によって、和歌山県の広い範囲と徳島県那賀町などで震度4を観測し、

その他京都、大阪、奈良などで震度3の揺れを観測しました。

 

 

今回の地震を受け、南海トラフ、相模トラフや中央構造線及びその他の活断層への影響、また誘発地震の可能性について詳しく調査をしております。

 

 


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今回の地震に対応するデータについて

基本的な調査で、今回発生した地震について、兆候などは見られていたのかなど過去を遡って調査をすることで今後の調査に役立てていくものです。

 

まず、本領域、またはその周辺における地震活動はどのようになっていたのかを確認してみます。

  • 同日 12時12分頃 紀伊水道   M2.6(10KM)
  • 同日 01時07分頃 奈良県    M3.4(60KM)
  • 1日 10時40分頃 和歌山県北部 M2.2(10KM)
  • 27日20時52分頃 奈良県    M4.2(60KM)
  • 27日01時02分頃 和歌山県北部 M3.3(10KM)
  • 22日15時15分頃 紀伊水道   M2.7(10KM)
  • 22日13時05分頃 和歌山県北部 M3.1(10KM)
  • 20日12時52分頃 紀伊水道   M2.8(10KM)

深さ10KM未満のものも10KMと表示

 

20日の和歌山県北部の活動以前の記録では、ほぼこの領域周辺での地震活動は極端に少なくなっています。

したがってこの20日以降の上記の地震活動が、今回の紀伊水道での地震の兆候である可能性は十分に考えられます。

 

しかし、この程度の小規模な地震は日本では日常茶飯事ですので、地震が発生する前にこれが前兆であるという判断をするのは非常に困難です。

 

 

また、紀伊水道については9月に気になる変動が見られていたため、一度調査対象としていました。

 

 

その際の調査では、とくに気にしていませんでしたが、このときの変動パターンがこの周辺の地震活動を活発化させる前兆を示していた可能性も今になって考えられます。

 

地震の研究において、「あのときの値はこの地震の前兆だったのか」と発生した後になって気づかされることが非常に多いです。

 

このことを地震が実際に発生した後に公表したところで、信憑性がないどころか、批判の的になってしまうため、誰も公表はしないのだと思いますが、他の研究者たちもこの経験は非常に多いと思います。

 

 

最近中規模地震が発生した東北や関東南部については、事前に気にかけられたものの、今回の地震は不意をつかれたようにして発生したため、予想外であったのと位置的にも個人的に気になる場所であったため急遽調査資料を依頼しました。

大規模な被害地震にならなかったのが幸いで、今後の調査に活かしていきたいと思います。

 


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南海トラフや中央構造線等への影響について

まず、南海トラフや相模トラフへの影響が心配されますが、今回の地震によってこれらの領域での観測データに特に気になる動きは見られませんでした。

 

しかし、今回の地震が大地震の前震であるという可能性は十分に考えられると思っています。

 

東北地方太平洋沖地震や南海トラフ巨大地震などのプレート境界で発生する大地震では、約7割以上の確率で前震が発生している、または周辺の地震活動が活発化しているということが統計調査により判明しています。

 

個人的に、調査対象の判断基準として「M5.0以上の地震の発生、もしくはそれ以下の地震活動が短期間に頻発する場合」と設定してあるのも上記のことも考慮してのことです。

 

 

仮に今回の地震が前震であるとした場合に考えられる大地震は、紀伊半島沖を震源とする巨大地震、もしくは中央構造線での活動が考えられますが、位置的には紀伊半島沖での地震の前震である可能性のほうが高いです。

 

紀伊半島沖を震源とする巨大地震といえば、1946年12月21日に発生した「昭和南海地震」があります。

 

昭和南海地震では、東海道方面のみの活動であったとされていますが、M8クラスの巨大地震となり、津波も発生、死者は1330人に及びました。

 

この大地震の前兆と考えられる調査結果が以下のとおりになります。

  • 四国、和歌山、丹波山地での地震活動の低下
  • 高知県土佐清水での前兆滑りによる隆起
  • 同じく高知県須崎市、宇佐町などでの大幅な潮位変動
  • 高知、愛媛などでの逆の地殻変動や直前の急激な隆起等

 

これらの前兆が次も必ずでるとは考えにくいですが、地震は規模が大きくなるほど前兆現象は現れやすく、発生場所、メカニズムなどが明らかになっている南海トラフにおいて地震が発生する数日前~直前までになんらかの兆候を捉えることは可能であると信じています。

 

今回の地震はプレート内で発生した地震であると考えられ、また深度がやや深いため、関連性は薄いように思われますが、過去に発生している本領域での地震の中でも今回の震源の位置はとても関連性がないとは言い切れないと感じる部分があります。

ですのでこの地震活動は前兆の一つであるという可能性を頭に入れ、今後注意して調査する必要があると思っています。

 

簡易的な調査しかしておりませんので、引き続き今後の活動、情報に注意してください。

また、地震への備えがまだできていない方もできることから順番に対策をしておきましょう。

 


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