南海トラフ地震警戒情報

自ら四国沿岸部へ移住し南海トラフ地震の観測、研究をしています。南海トラフをはじめ、その他の巨大地震などを潮位、動物や海洋生物、ラドン濃度、電磁波ノイズ 、地殻変動、水文観測などの異常から警告します。 ※人的被害を減らすのが目的で、予言などではありません。

2018.11.15更新
最新警戒情報
Level.5:
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Level.3:沖縄、北海道、関東、東北
Level.2:長野、大分、宮崎
Level.1:

発生率、及び推定マグニチュードから人的被害を及ぼす危険性の高いものをlevel5から順に表示しています。
※過度に心配せず減災、防災等の意識の向上にお役立て下さい。


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【地震予測の考え方】将来的に予知することは可能になるのか?


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我々研究者や専門家、その他研究施設などが目指すところはおそらく地震の予測、予知を可能にすることだと思います。

 

しかし人によって観測方法や、その見方や捉え方、考え方など方向性がまったく違います。

 

 

どのように予測していけばいいのか?

地震予知ができる未来はくるのか?など、

賛否が分かれると思いますが、地震予測についての私の考え方を理解して頂きたく記事を書かせていただきます。

 


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 予測のポイントは「歪み」

地震を予測するとはどういうことなのか、まず歪みとは何かを軽く理解して頂きたいです。

 

南海トラフ巨大地震は政府の想定する最悪のケースになる可能性が高い!? - 南海トラフ地震警戒情報

↑こちらの記事にも同じことを書いていますが、念のためもう一度おさらいしておきます。

 

歪みとは、岩盤などが変形する際の変形の度合いのことです。
断層を板チョコに例えて考えてみます。
板チョコを両手で持ち、徐々に力を加えて曲げていくと、ある一定の力に達したところで割れてしまいます。

これは力が限界に達したことにより耐え切れずに板チョコが割れたということになります。
地震に置き換えると「歪みが限界に達したことにより耐え切れずに岩石破壊が発生した」ということになります。



この時、あなたが板チョコに加えている力のことを「歪み」と言います。

また、チョコの種類や環境などによっても割れやすいものや割れ方の違うものがあります。

分厚いチョコレートや薄いチョコレート、切れ目の入ったものや凸凹なもの等、それぞれ砕け方は異なります。

また冷蔵庫で冷やしたチョコレートを同じように曲げると「パキッ」と綺麗に割れますが、溶ける溶けないは別にして高温に熱したチョコレートを曲げても形が変形してなかなか砕けないと思います。

 


それと同じで岩石も種類によってはすぐに壊れてしまうものもありますし、数百キロも地下にある岩石はかなりの高温状態であるため曲げても形が変形するだけでなかなか壊れることはありません。

震源が極端に深いところで発生する深発地震が起こりにくいのはこれが理由だとも言われています。

 

 

地震の発生時期を予測するということは、歪みの限界を予測すると同じ事であると考えています。

つまり板チョコに少しずつ力を加えていき、どの程度力が加わった段階で割れるのかを正確に当てるということです。

 

わかりにくいかもしれませんが、説明がしやすいのでこのまま板チョコを例にとって説明します。

例えば誰かが板チョコを両手に持ち、1秒に0.1ミリずつ力を入れていったとします。

わずか0.1mmずつですが確実に力は増加していますので、必ずいつかは割れてしまいます。

 

この板チョコが何秒後に割れるのかを予測することができるでしょうか?

これが地震の発生を予測するということです。

 

 

 

 現在できる地震予測の限界

 

どれほど地震を予測することが困難なことかというのはご理解頂けたでしょうか?

 

確かに現時点で歪みの限界(板チョコがいつ割れるのか)を予測することはできません。

しかし今は研究が進み、どれだけ歪みがたまっているのかを把握できるようになりました。

 

先ほどの例でいうと、板チョコを持っている人の手の角度や筋肉の動きなどを細かく分析して、現在この板チョコにどれくらいの力が加わっているのかというのがほぼ分かるようになったということです。

 

 ・地震は周期的に発生する

このように板チョコを例にすると、なぜ大地震が周期的に発生しているのかというのも納得できます。

 

例えば「南海トラフ」というチョコレートがあり、このチョコは切れ目があり比較的割れやすい種類のもので100回力を加えるまでには大抵砕けてしまいます。

何回割れてもそのチョコレートの種類は変わりませんので、次も100回以内には割れる可能性が高いです。

 

ですのでこの場合の南海トラフの周期は「100」ということになります。

このようにそれぞれの大地震には必ず周期があると考えられます。

 

しかし毎日そのチョコに加わる力は強くなったり弱くなったりとバラバラの動きをしていて100回以内の何回目で地震が発生するのかはまったく見当がつかないので、今後30年以内に何%と大まかな予測しかできないのです。

 

 

この考えが正しければ、「まさかここで地震が起こるとは思わなかった。」ということがありますが、何十年、何百年、何千年と遡ると、どこかで必ず同じ種類の地震が発生しているはずなのです。

 


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地震の周期が早まることもあり得る

最後まで板チョコを例えに説明して申し訳ないのですが、断層やプレートなどすべてを板チョコとすると地下では様々な種類のチョコレートが何枚も重なりあった状態になっています。

 

・周期が早まり「誘発地震」となって発生するケース

例えば形の違うチョコレートを二つ重ねて同時に力を加えていきます。

するとある一定の力に達したところでどちらかのチョコレートが割れてしまいます。

 

その時にその割れた反動が強ければもう片方のチョコレートも割れてしまいます。

反動がそれほど強くなくても、いつ割れてもおかしくない状態だったとしたらその影響で割れてしまう可能性はあります。

 

 

つまり発生した地震の規模が大きければ、それが引き金となり重なり合ったプレートや断層でも地震が発生する。

規模がそれほど大きくなくても、いつ地震が起きてもおかしくないほど歪みが蓄積している状態だったら発生する可能性もある。

ということになります。

 

これが誘発地震、または連鎖地震というものです。

大きな地震が発生した後に、専門家や気象庁などが「今後1週間~2週間は警戒をするように」と発表しているのは大抵の場合この誘発地震の可能性を危惧していることが多いです。

 

 

・他の種類の地震の影響で周期が早まるケース

先ほどの例と同じようにして片方のチョコレート割れて、もう片方は割れなかったとしてもひとつが割れたことによって、一瞬ですが少なくともそのチョコには余分な力が加わっています。

 

それがきっかけで少し脆くなってしまい、周期が早まるといったケースが考えられます。

 

 

また端に小さなヒビが入り、割れる寸前でギリギリセーフだったけど、

少し時間が立つとすぐに割れてしまったという場合もあります。

 

これが大地震が発生して数か月後に誘発地震はなかったと安心していたけど、

1年後、2年後に突然大地震が発生するといったパターンです。

 


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電磁波ノイズで地震予知の可能性

歪みの限界を知ることは困難で、長期的に何年の何月頃に発生するだろうという予測は現在では不可能です。

 

しかし地下で岩石破壊が起こる直前に発生する電磁波を正確に捉えることができれば、数週間~直前の短期的な予測は可能になるかもしれません。

 

 

地震によってなぜ電磁波が発生するのか、そのメカニズムは複雑で説明が難しいですので詳しく知りたい方は気になる方はネットで調べてみてください。

 

地震発生と同時に岩石破壊の際の摩擦によって電磁波が発生しますが、予測のために観測をする電磁波は地震発生直前までに発生する電磁波です。

 

あくまでイメージですが地殻を形成している岩石には常に強い圧力が掛かっているため電磁波が発生しています。

その地殻が歪みに耐え切れなくなってヒビが入りそれによってできた隙間から一気に電気が放出されて地上等で電磁波が観測される。

 

 

この地震が発生する一歩手前の段階で発生する電磁波を正確にとらえることで、短期的な地震の予測を可能にできる可能性があると考えています。

 

 

 

動物、海洋生物の異常行動

これについては全く根拠はないのですが、個人的に特に電磁波に敏感な生き物であれば何かを察知し本能的に何かしらの行動を起こすという可能性はあるのではないかと考えています。

 

例えば東日本大震災が発生する約一週間前に茨城県の海岸でおよそ50頭のイルカが打ち上げられたというニュースが流れましたが、私にはこれが素直に偶然とは思えませんでした。

 

生き物について全く詳しくありませんが、イルカは電磁波に敏感だというイメージがあります。

また、海には人工的に電磁波を発する施設などがないためこのイルカ達は地震による電磁波を捉えていたという可能性も疑うことができます。

 

 

あくまで私の個人的な考えで、海洋生物に詳しいかたによると「このあたりの沖合を回遊する春先に見られる現象で、集団で泳いでいるので餌を追いかけて浅瀬に迷い込んだのでは」と話しています。

 


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将来、地震予知は可能になるのか?

現状での研究がそのまま進めば、何年以内に何%の確率でどこでどの程度の地震が発生するのかということがわかり、地震発生の直前~数週間前に「1~2週間以内に発生します」という警報を鳴らすことが可能になると思います。

 

またある程度コントロールできるところまで歪みが溜まったところで住民を全員避難させ、人工的に歪みを解消するということも現実的に可能になるかもしれません。

 

 

何か新たな発見がない限り、ピンポイントで正確に地震を予知するということはまず不可能だと思います。

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